項目
チロチロ
chirochiro
「チロチロ」は、小さな火が弱く揺れながら燃える様子、ごくわずかな水が細く流れる様子、または相手に気づかれないように何度も細かく見る様子を表します。
意味
短い意味
力弱く、しかし連続して起こる小さな動きに焦点を当てた言葉です。主に3つの場面で使われます。1つ目は、ろうそくの火などの小さな炎が揺れる様子。2つ目は、水道の蛇口などから水が細く弱く流れる様子。3つ目は、人や物をこっそりと、あるいは気になって何度も見る様子です。
- 小さく揺れる炎
- 細く流れる水
- こっそり何度も見る
意味の整理
火・光
小さな火が弱々しく揺れながら燃える様子を表します。
ロウソクの火がチロチロと燃えている。
水の流れ
ごくわずかな水が、細く弱く流れ続ける様子を表します。
水道から水がチロチロ流れている。
視線
気になったり隠れたりしながら、こっそりと何度も見る様子を表します。
彼はチロチロと時計を見ている。
使い方のメモ
使い方
チロチロ(と)+ 動詞
副詞として使われます。「燃える」「流れる」「見る」などの動詞と一緒によく使われ、「と」を伴うことが多いです。
チロチロする
「チロチロ」という状態自体を動詞化して使いますが、副詞的な使い方に比べるとあまり一般的ではありません。
使い方
よく使う表現
チロチロと燃える
小さな火が弱く燃える
チロチロと流れる
水がごく細く流れる
チロチロと見る
こっそり何度も見る
チロチロ揺れる
小さな火が弱く揺れる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 小さな火や水流 | neutral | 動きがとても繊細で弱く、今にも消えたり止まったりしそうな、はかない印象を与えます。 |
| 物や人を見る時 | neutral | こっそりと様子をうかがうような不自然さや、恥ずかしくて堂々と見られない心理状態を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ちょろちょろ ちょろちょろ / similar | 水流がもう少し強かったり、炎の動きがもう少し活発な場合に使います。 | 「チロチロ」が非常に弱々しく今にも消えそうなのに対し、「ちょろちょろ」はもう少し勢いや量がある状態を示します。 | ちょろちょろと水が流れる。 |
ちらちら ちらちら / similar | 光が点滅したり、視線が散らばったり、雪などが少しずつ舞い散る場合に使います。 | 「ちらちら」は断続的・散発的な動きですが、「チロチロ」は連続した弱い動きを表します。 | 星がちらちら光る。 |
使い方のメモ
よくある間違い
明るく点滅するライトに「チロチロ」を使うこと。
強い光の点滅には「チカチカ」や「ピカピカ」を使います。「チロチロ」は弱い小さな炎に対して使います。
相手をじっと見つめ続ける時に「チロチロ」を使うこと。
見つめ続ける場合は「じっと」を使います。「チロチロ」は、短い時間で何度もこっそり見る様子を表します。
例文
例文
暗い部屋で、ろうそくの火がチロチロと燃えていた。
暗い(くらい) 部屋(へや) で、 ろうそく(ろうそく) の(の) 火(ひ) が(が) チロチロと(ちろちろと) 燃えて(もえて) いた(いた)。
視覚的小さな炎の弱く繊細な動きを強調しています。
水道から水がチロチロと流れている。
水道(すいどう) から(から) 水(みず) が(が) チロチロと(ちろちろと) 流れて(ながれて) いる(いる)。
文字どおりごく細く途切れずに流れる水流を描写しています。
テスト中、彼は隣の人の答えをチロチロ見ていた。
テスト(てすと) 中(ちゅう)、 彼(かれ) は(は) 隣(となり) の(の) 人(ひと) の(の) 答え(こたえ) を(を) チロチロ(ちろちろ) 見て(みて) いた(いた)。
比喩的隠れて何度も見る様子を表しています。
たき火が消えそうになり、チロチロと揺れている。
たき火(たきび) が(が) 消えそう(きえそう) に(に) なり(なり)、 チロチロと(ちろちろと) 揺れて(ゆれて) いる(いる)。
視覚的消える直前の炎のもろい状態を強調しています。
その子は恥ずかしそうに、お母さんの後ろからチロチロとこちらを見た。
その(その) 子(こ) は(は) 恥ずかしそう(はずかしそう) に(に)、 お母さん(おかあさん) の(の) 後ろ(うしろ) から(から) チロチロと(ちろちろと) こちら(こちら) を(を) 見た(みた)。
視覚的恥ずかしがって何度も細かく視線を向ける様子を表しています。
似ている語
ちょろちょろ
chorochoro
水が細く弱く流れる様子や、小さな火が不規則に燃える様子、また小動物などが素早く動き回る様子を表す言葉です。 チロチロよりも、水や火の動きが少し活発で量が多い様子を表します。
ちらちら
chirachira
雪などの軽いものが舞い落ちる様子や、光が点滅すること、または何度も短い時間見る様子を表します。 光が点滅する様子や、視線が散らばる様子に焦点が当たります。チロチロのような連続的な細い動きとは異なります。
チラリ
chirari
ほんの一瞬だけ見たり、わずかな時間だけ見えたりする様子を表します。
ちらっと
chiratto
ほんの短い時間だけ見たり、ふと耳にしたりする様子。
質問
「チロチロ」と「ちょろちょろ」の違いは何ですか?
どちらも水や火に対して使えますが、「ちょろちょろ」のほうが少し勢いがあり、量も多い様子を表します。「チロチロ」はより弱々しく、今にも消えそうな状態に近いです。
蛍光灯が点滅する様子に「チロチロ」は使えますか?
あまり使いません。人工的な光が強く点滅する様子は「チカチカ」を使うのが自然です。「チロチロ」はろうそくなどの小さな炎に適しています。
視線を送る「チロチロ」は悪い意味ですか?
常に悪い意味ではありません。こっそり見ているため「怪しい」「集中していない」といったニュアンスを持つこともありますが、単に恥ずかしくて何度も見てしまう様子も表せます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2534660
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 確認が必要です
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