項目
ヨレヨレ
yoreyore
使い古されて形が崩れている様子や、ひどく疲れて力が出ない様子を表す言葉。
意味
短い意味
主に布製品や紙などが、何度も使われたり洗濯されたりすることで本来の張りや形を失い、伸びたりしわくちゃになったりしている状態を表します。特にシャツの首元などがだらしなく伸びている様子を指すことが多いです。また、人が働きすぎたり激しい運動をしたりして、体力や気力を完全に使い果たし、立っているのもやっとのようになっている状態を例えて使うこともよくあります。
- 布製品(服など)の張りがなくなり、型崩れしている状態。
- 人がひどく疲れてしまって、気力や体力が抜け落ちている状態。
意味の整理
布や紙の型崩れ(服など)
服や布が長期間使われた結果、本来の形を失って伸びたりしわくちゃになったりしている状態。
ヨレヨレのシャツ
人の疲労状態
疲れ切ってしまって、体に力が入らない状態。
仕事でヨレヨレになる
使い方のメモ
使い方
ヨレヨレになる
状態の変化を表し、「服が伸びてしまう」「人が疲れ切ってしまう」ことを意味します。
ヨレヨレだ
文末に用いて、現在の状態が型崩れしている、あるいは疲れ切っていることを断定します。
ヨレヨレの + 名詞
後ろの名詞を修飾し、「ヨレヨレの服」のようにどのような状態のものかを説明します。
使い方
よく使う表現
ヨレヨレになる
形が崩れる / 疲れ切る
ヨレヨレのシャツ
首元などが伸びて形が崩れたシャツ
首元がヨレヨレ
服の襟ぐりが伸びてしまっている状態
疲れでヨレヨレ
疲労困憊している状態
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 服や布製品 | ネガティブ | フォーマルな場にはふさわしくない、だらしない印象を与えます。 |
| 人の身体状態 | 共感的 | 自分や他人の極度の疲労を大げさに、あるいは同情的に表現する際に使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
くたくた くたくた / similar | 疲労を表す場合や、物が煮込まれたり使い込まれたりして張りを失った場合に使います。 | 「くたくた」は「くたくたに煮た野菜」のように調理状態にも使われますが、「ヨレヨレ」は主に服の伸びやしわ、人の疲労に限定されます。 | くたくたに疲れる |
ぼろぼろ ぼろぼろ / similar | 物が破れたり、壊れたりして激しく損傷している場合に使います。 | 「ヨレヨレ」は伸びたりしわが寄ったりしているだけで、まだ破れてはいない状態です。破れてしまったら「ボロボロ」を使います。 | ボロボロの服 |
へとへと へとへと / similar | 人が限界まで疲れていることを強調したい場合に使います。 | 「ヘトヘト」は服などの物には使えません。人の疲労専用の表現です。 | 歩き回ってヘトヘトだ |
使い方のメモ
よくある間違い
壊れたスマートフォンやパソコンに「ヨレヨレ」を使うこと。
「ヨレヨレ」は布や紙など「形が崩れる」ものに使います。硬い機械が壊れた場合には使いません。
単に「汚れている」という意味で使うこと。
汚れている服がヨレヨレであることは多いですが、言葉自体の意味は「伸びている・しわくちゃである」という形状の変化です。
例文
例文
何度も洗濯したので、お気に入りのシャツがヨレヨレになった。
なんどもせんたくしたので、おきにいりのシャツがヨレヨレになった。
視覚的繰り返しの洗濯によって服の形状が保てなくなった状態を視覚的に描写しています。
毎日残業が続いて、彼はもうヨレヨレだ。
まいにちざんぎょうがつづいて、かれはもうヨレヨレだ。
比喩的残業による極度の疲労で、立っているのもつらいような身体的状態を比喩的に表しています。
ヨレヨレのスーツを着た男が駅の前に立っていた。
ヨレヨレのスーツをきたおとこがえきのまえにたっていた。
視覚的名詞を修飾して、服の手入れがされておらず、だらしない印象を与える外見を描写しています。
このシャツは首元がヨレヨレしているから、外には着ていけない。
このシャツはくびもとがヨレヨレしているから、そとにはきていけない。
視覚的服の一部分(特に首元)の張りが失われ、波打つように伸びてしまった状態を表します。
マラソンを完走して、選手たちはヨレヨレの様子だった。
マラソンをかんそうして、せんしゅたちはヨレヨレのようすだった。
比喩的激しい運動の後に、立っている姿勢を保つことも難しいほどの疲労感を表しています。
似ている語
くたくた
kutakuta
体の疲れが激しい様子や、物や食べ物が柔らかくなっている様子を表します。 人も物も張りを失った状態に広く使えますが、服の伸びに特化する場合は「ヨレヨレ」がよく使われます。
ボロボロ
boroboro
物がひどく傷んで崩れそうな様子や、涙などがこぼれ落ちる様子、心身が限界まで疲れ果てている状態を表す言葉です。 「ヨレヨレ」は形が崩れた段階ですが、「ボロボロ」は物理的に破損・破れている状態を指します。
ヘトヘト
hetoheto
体力や気力がすっかりなくなり、極度に疲れた状態を表す言葉です。 服などには使えず、人が疲れ切って動けない状態だけを表す言葉です。
質問
破れた服に「ヨレヨレ」は使えますか?
いいえ。「ヨレヨレ」は形が崩れて伸びている状態を指します。破れている場合は「ボロボロ」の方が適切です。
ビジネスメールで「ヨレヨレになるまで頑張りました」と書いてもいいですか?
カジュアルな表現なので、公式なビジネスメールや目上の人への報告には適していません。「非常に疲れました」や「尽力しました」などに言い換えるのが無難です。
「ヨレヨレの本」とは言えますか?
はい。何度も読まれたり、水に濡れたりして、ページが波打ち、表紙が折れ曲がって張りがなくなった本に対して使うことができます。
出典の詳細
- 項目ID
- 1632760
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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