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項目

つくづく

tsukuzuku

「つくづく」とは、観察や内省の結果として、ある事柄を深く痛切に実感する様子を表す言葉です。

意味

短い意味

時間をかけて考えた末や、経験を重ねた結果として、心底から深く思い知らされる状態を表します。「思う」「感じる」などの動詞と共に用いられることが多く、自身の不甲斐なさや事態の重さにうんざりするようなネガティブな感情を伴うことも少なくありません。

  • 深く実感すること
  • じっと観察すること

意味の整理

深く実感すること

経験や反省を通して、物事の真理や現実を痛切に思い知らされる様子。

つくづく自分が嫌になる

じっと観察すること

対象から目をそらさず、念入りに見つめる様子。

顔をつくづく見る

使い方のメモ

使い方

  • つくづく + 動詞

    思う、感じる、嫌になるなどの動詞の直前に置き、その感情の深さを強調します。

  • つくづくと + 動詞

    「と」を伴う副詞的な用法で、特に対象をじっと観察する際(つくづくと眺める等)によく使われます。

使い方

よく使う表現

つくづく思う

心の底から深く思う

つくづく感じる

痛切に感じる

つくづく嫌になる

すっかり嫌になる・心底うんざりする

つくづく眺める

じっと念入りに見つめる

ニュアンス

場面ごとのニュアンス

よく使う場面ニュアンス使い方のメモ
内省・実感否定的な感情や深刻な感情を伴うことが多い「嫌になる」といったネガティブな感情や、変えがたい現実を重く受け止める際によく使われます。
観察中立対象を注意深く見つめる場合に使われますが、「深く実感する」という意味に比べると現代ではやや使用頻度が低いです。

似ている語

似た語との違い

似ている語使う場面同じではない点短い例

しみじみ

しみじみ / similar

静かで深い感情の響きや、心温まる味わいを表す場合に使います。「つくづく」は、事態を冷静かつ重く認識したり、うんざりしたりする感情に焦点が当たります。しみじみと語り合う

じっくり

じっくり / similar

時間をかけて丁寧に行為を行うこと(じっくり考えるなど)に使います。「つくづく」は行為にかける時間ではなく、思い知る感情の深さを表します。じっくり考える

使い方のメモ

よくある間違い

物理的な深さ(深く穴を掘るなど)に使うこと。

心理的な深さ、感情の深さ、または視線の集中にのみ使います。

「じっくり」の代わりに「つくづく」を行為の過程に使うこと。

時間をかけて考える場合は「じっくり考える」を使います。「つくづく」はその結果として思い知らされた状態に使います。

例文

例文

最近、自分の無力さをつくづく感じる。

さいきん、じぶんのむりょくさをつくづくかんじる。

比喩的自分の力が及ばないことを痛切に感じている様子。

出典:内部作成

彼の顔をつくづくと眺めた。

かれのかおをつくづくとながめた。

視覚的対象を注意深くじっと見つめている状態。

出典:内部作成

毎日雨ばかりで、つくづく嫌になる。

まいにちあめばかりで、つくづくいやになる。

比喩的繰り返される好ましくない状況にすっかりうんざりしている様子。

出典:内部作成

健康のありがたさをつくづく実感しました。

けんこうのありがたさをつくづくじっかんしました。

比喩的病気などを経験して、健康の価値を深く心に刻んだ状態。

出典:内部作成

鏡に映る自分をつくづく見る。

かがみにうつるじぶんをつくづくみる。

視覚的鏡に映った自分の姿を時間をかけて観察している様子。

出典:内部作成

似ている語

質問

嬉しいことにも使えますか?

感謝の気持ちを実感する際などにも使えますが、後悔やうんざりする気持ちを表す際に使われることが非常に多いです。

「じっくり」との違いは何ですか?

「じっくり」は時間をかけて丁寧に行うこと(じっくり考えるなど)を指し、「つくづく」はその結果として深く思い知らされる感情を指します。

文の中でどのように使いますか?

「つくづく思う」「つくづく感じる」のように、思考や感情を表す動詞と一緒によく使われます。

出典の詳細

項目ID
1008110
出典
JMdict_english
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確認メモ
特別なメモはありません
表示言語
日本語
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