項目
じっくり
jikkuri
焦らずに十分な時間をかけて、物事を念入りに行う様子を表します。
意味
短い意味
「じっくり」は、急がずに時間をかけ、丁寧に考えたり、観察したり、調理したりする様子を指します。質の高い結果を出すために、落ち着いて物事に取り組む姿勢を示します。
- 念入りに考える・観察する
- 時間をかけて煮込む
意味の整理
思考・議論
時間をかけて深く考えたり、話し合ったりすること。
じっくり考える。
調理・作業
時間をかけて弱火で煮込むなど、丁寧に作業すること。
じっくり煮込む。
使い方のメモ
使い方
じっくり + 動詞
動詞の前に直接置いて、時間をかけて丁寧に行うことを示します。
じっくりと + 動詞
「と」をつけることで、副詞的な状態をより強調し、ややフォーマルな響きになります。
使い方
よく使う表現
じっくり考える
時間をかけて深く考える
じっくり煮込む
時間をかけて丁寧に煮る
じっくり話を聞く
相手の話を落ち着いて最後まで聞く
じっくり見る
細部まで時間をかけて見る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 思考・行動 | 肯定的 | 真面目に取り組む姿勢や、慎重な判断を示すため、良い印象を与えます。 |
| 料理 | 肯定的 | 手間ひまをかけて美味しく仕上げるというニュアンスがあります。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ゆっくり ゆっくり / similar | 動作のスピードが遅いことや、急がずにリラックスしている状態を表す時に使います。 | 「丁寧さ」や「念入りさ」が含まれない点が「じっくり」とは異なります。 | ゆっくり歩く。 |
とっくり とっくり / similar | 相手を説得したり、深く考え込んだりする時に使います(現代では少し古い表現です)。 | 「じっくり」よりも精神的な深さを強調し、料理などには使いません。 | とっくりと考える。 |
使い方のメモ
よくある間違い
歩く速度が遅いことを「じっくり歩く」と言うこと。
物理的な速度が遅い場合は「ゆっくり」を使います。「じっくり歩く」は不自然です。
単なる「遅れ」に使うこと。
「じっくり」は「質を高めるために時間をかける」という前向きな意味があるため、単に時間がかかっているだけの時には使いません。
例文
例文
じっくりと考えた結果、転職することにしました。
じっくりとかんがえたけっか、てんしょくすることにしました。
文字どおり重要な決定を下す前に、時間をかけて考えたことを表します。
スープを弱火でじっくり煮込む。
スープをよわびでじっくりにこむ。
文字どおり料理をおいしくするために、時間をかけて丁寧に煮る様子です。
彼の話をじっくり聞く時間が必要だ。
かれのはなしをじっくりきくじかんがひつようだ。
文字どおり相手の話を遮らずに、最後まで落ち着いて聞く姿勢を示します。
相手の顔をじっくりと観察した。
あいてのかおをじっくりとかんさつした。
視覚的対象の細かいところまで注意深く見る様子です。
焦らず、じっくり計画を練ろう。
あせらず、じっくりけいかくをねろう。
比喩的失敗しないように、時間をかけて確実な計画を立てることを提案しています。
似ている語
とっくり
tokkuri
深く考えたり説得したりする時に使う表現ですが、現代では「じっくり」の方が一般的です。
質問
「じっくり」と「ゆっくり」はどう違いますか?
「ゆっくり」は単にスピードが遅いことやリラックスしている状態を表します。「じっくり」は、良い結果を出すために十分な時間をかけて丁寧に行うことを意味します。
「じっくり走る」は正しいですか?
不自然です。走る動作のスピードが遅い場合は「ゆっくり走る」と言います。
ビジネスで使ってもいいですか?
はい、問題ありません。「じっくり検討いたします(時間をかけて丁寧に考えます)」のように、ビジネスでもよく使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 1005860
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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