項目
とん
ton
「とん」は、軽く一度だけ叩いたり、物が軽くぶつかったりする小さな音を表す言葉です。
意味
短い意味
非常に軽く、一度だけ生じる物理的な接触音を表します。例えば、相手の肩を軽く一度だけ叩く時や、ドアを小さく一回ノックする時、またはテーブルに小さな物を置いた時の小さな音などに使われます。
- 一度だけ軽く叩く(ドアや肩など)
- 物を置く時の小さな音
- 軽く背中を押すなどの小さな接触
意味の整理
軽く叩く
ドアを一度だけノックしたり、人を呼ぶために肩を軽く叩いたりする時の音や様子を表します。
肩をとんと叩く
物を置く
グラスや小物などを、テーブルなどの上に軽く置いた時に出る小さな音を表します。
グラスをとんと置く
使い方のメモ
使い方
とんと + 動詞
「叩く」「押す」「置く」などの動詞の前に直接つけて、その動作が非常に軽く行われたことを修飾します。
とん、と + 動詞
読点(、)を入れることで、わずかな間が生まれ、動作の繊細さやその瞬間が強調されます。
使い方
よく使う表現
とんと置く
音を立てずに軽く置く
とんと叩く
一度だけ軽く叩く
とんと押す
軽く押す
とんとぶつかる
軽く当たる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| ドアをノックする | neutral | ためらいがちで、一度だけ小さく叩くような場面を想像させます。 |
| 肩を叩く | neutral | 相手を驚かせないよう、丁寧に優しく呼びかけるニュアンスがあります。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
とんとん とんとん / similar | 複数回続けて叩く場合には「とんとん」を使います。 | 「とん」は一回だけの動作ですが、「とんとん」は連続した動作を表します。 | ドアをとんとんと叩く |
ぽん ぽん / similar | 空洞のあるような軽い音や、親しみを込めて肩を叩くような場合には「ポン」が使われます。 | 「ポン」の方が音が響くような印象があり、「とん」はより控えめで点で触れるような印象です。 | 肩をポンと叩く |
こつん こつん / similar | 硬いもの同士がぶつかったり、おでこが当たったりするような、骨や木が当たる明確な音には「コツン」を使います。 | 「コツン」はより硬質な素材感や、少し痛みを伴うような接触を表します。 | 頭がコツンと当たる |
使い方のメモ
よくある間違い
ドアを普通にノックする(複数回叩く)時に「とん」を使うこと。
「とん」は一回だけの音を表します。一般的な複数回叩くノックの音には適していません。
重い荷物を床に置く音に「とん」を使うこと。
「とん」は非常に軽い音専用です。重いものを置く時の大きな音には適していません。
例文
例文
誰かに肩をとんと叩かれた。
だれかにかたをとんとたたかれた。
文字どおり軽く一度だけ叩く動作を表しています。
彼はドアをとんと一つ叩いて、部屋に入った。
かれはドアをとんとひとつたたいて、へやにはいった。
文字どおり連続して叩かず、一度だけ小さく音を立てる様子です。
カップをとん、とテーブルに置いた。
カップをとん、とテーブルにおいた。
文字どおり物が置かれた時の小さな音を表しています。
ボールが壁にとんと当たって落ちた。
ボールがかべにとんとあたっておちた。
文字どおり強い衝撃ではなく、軽く触れる程度にぶつかった様子です。
先生が私の背中をとんと押してくれた。
せんせいがわたしのせなかをとんとおしてくれた。
比喩的物理的な軽い接触を通して、励ましの気持ちを表しています。
似ている語
質問
「とん」は連続する音にも使えますか?
いいえ、「とん」は一回だけの短い音を表します。複数回連続する音には別の表現を使います。
強い力を込めて叩く時に「とん」は使えますか?
使えません。「とん」は力の抜けた非常に軽い接触を表す言葉です。
「とん」は音にしか使えませんか?
音だけでなく、軽く触れた時の物理的な感触や動作そのものを表すためにも使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2629920
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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