項目
さわさわ
sawasawa
「さわさわ」は、木の葉が風に揺れたり、柔らかい布が軽くこすれ合ったりするときに出る、小さくて心地よい音を表します。
意味
短い意味
騒がしさはなく、穏やかで静かな雰囲気を持ちます。乾いた粗い音とは違い、滑らかで優しい音の表現として使われます。自然の風景や、上質な布の音などを表現する際によく見られます。
- 風や草木の立てる軽い音
- 柔らかい布が触れ合う音
意味の整理
自然・風の音
風が吹いて、木の葉や草などが軽く触れ合い、かすかに鳴り続ける音。
風で木の葉がさわさわと揺れる。
衣擦れ・布の音
絹などの柔らかい布地が、動くたびに軽くこすれて鳴る上品な音。
ドレスの裾がさわさわと音を立てる。
使い方のメモ
使い方
さわさわと + 動詞
風が吹いたり草が揺れたりする様子を、音を交えて説明するときに使います。
さわさわする
そのような軽い音が鳴っている状態そのものを表す動詞として使います。
さわさわという + 名詞
「さわさわという音」のように、名詞を修飾して音の性質を詳しく説明します。
使い方
よく使う表現
さわさわと揺れる
軽い音を立てながら揺れ動く
さわさわと鳴る
軽くこすれ合うような音がする
さわさわと吹く
軽い音を立てて風が通り過ぎる
葉がさわさわする
葉っぱがかすかに音を立てている
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 自然(風、木の葉) | ポジティブ | 涼しげで爽やか、平和な空気感を伝えます。 |
| 布(衣擦れ) | ニュートラル | シルクなどの上質で柔らかい布が優美にこすれ合う音を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ざわざわ ざわざわ / opposite | 大勢の人がいて騒がしい時や、心が落ち着かず不安な時、または風が強く木が大きく揺れる時に使います。 | 「さわさわ」は穏やかで心地よい音ですが、「ざわざわ」は不安や騒々しさを伴います。 | 木々がざわざわと鳴る。 |
がさがさ がさがさ / contrast | 落ち葉や紙、ビニール袋など、水分がなく乾いたものがこすれる音に使います。 | 「さわさわ」は滑らかな音ですが、「がさがさ」は粗く乾いた音です。 | 袋ががさがさ鳴る。 |
さやさや さやさや / similar | 笹の葉が風でかすかに鳴るような、非常に繊細で軽い音に使います。 | 「さわさわ」と非常によく似ていますが、「さやさや」の方がさらに細く小さい音を表します。 | 笹の葉がさやさやと揺れる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
人の多い場所の騒がしさを「さわさわ」で表現してしまうこと。
騒がしい様子や胸騒ぎを表す場合は「ざわざわ」を使いましょう。
段ボールや紙がこすれる音を「さわさわ」で表現してしまうこと。
乾いた粗い音には「がさがさ」を使うのが自然です。
例文
例文
風が吹いて、草がさわさわと揺れている。
かぜがふいて、くさがさわさわとゆれている。
文字どおり風で草が軽く音を立てながら揺れる様子を表す、最も一般的な使い方です。
森の木々がさわさわと音を立てている。
もりのきぎがさわさわとおとをたてている。
文字どおり静かな森の中で、木々の葉がこすれ合って鳴る心地よい音を表しています。
彼女が歩くと、シルクのドレスがさわさわと鳴った。
かのじょがあるくと、しるくのどれすがさわさわとなった。
文字どおりシルクのような上質で柔らかい布がこすれて鳴る、上品な衣擦れの音を表します。
春の風がさわさわと吹き抜ける。
はるのかぜがさわさわとふきぬける。
文字どおり春の穏やかな風が、周囲の草木を軽く揺らして通り過ぎる情景を表します。
竹林のさわさわという音が心を落ち着かせる。
ちくりんのさわさわというおとがこころをおちつかせる。
文字どおり自然が立てる穏やかな音が、人の気持ちをリラックスさせる効果があることを示しています。
似ている語
がさがさ
gasagasa
硬い物が擦れる大きな音や、肌などが乾いて表面が荒れている様子を表します。 紙や落ち葉などの乾いた荒い音に使われ、滑らかで優しい「さわさわ」とは質感が異なります。
さやさや
sayasaya
風に吹かれて、木の葉や草、竹などがかすかに触れ合って鳴る、優しくて心地よい音。 風で葉が揺れる繊細な音を表し、「さわさわ」と非常に近いですが、さらに小さく細い音です。
ざわざわ
zawazawa
ざわざわは、大勢の人の騒がしい話し声や木の葉が触れ合う音、または不安な気持ちや寒気を表す言葉です。 大勢の人が立てる騒がしい音や、心が落ち着かない様子に使われ、平穏な「さわさわ」と対比されます。
質問
「さわさわ」は紙の音にも使えますか?
通常は使いません。紙の音は乾いているため「がさがさ」や「かさかさ」を使うのが自然です。「さわさわ」はみずみずしい葉っぱや柔らかい布などによく合います。
「さわさわ」と「ざわざわ」はどう違いますか?
「さわさわ」は静かで心地よい音ですが、「ざわざわ」は音量が大きく、騒々しい印象や不安な気持ち(胸騒ぎ)を含みます。
「さわさわ」はどのように文の中で使いますか?
「さわさわと(揺れる)」のように副詞として使ったり、「さわさわする」のように動詞として使うのが一般的です。
出典の詳細
- 項目ID
- 1593920
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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