項目
パチ
pachi
物が弾けたり、ぶつかったりして出る、短く鋭い単発の音を表す言葉。
意味
短い意味
本を勢いよく閉じた時、スイッチを押した時、指を鳴らした時、あるいは静電気が一度だけ発生した時などに鳴る、短く鋭い音を表します。「パチパチ」のように連続して音が鳴るのではなく、一度きりの音であることが特徴です。
- 物を閉じる音・スイッチの音
- 単発の静電気・火花
- 指を鳴らす音
意味の整理
閉じる音・スイッチ音
本やケースなどをしっかり閉める時の音や、スイッチを押す時の短く乾いた音。
本をパチッと閉じる
静電気や火花
静電気が起きた時や、火の粉が一度だけ弾けた時の小さな音。
パチと静電気が起きた
指を鳴らす音
指先を弾いて鋭く鳴らす時の音。
指をパチッと鳴らす
使い方のメモ
使い方
パチッと + 動詞
音が短く切れることを強調する一般的な形です。「閉じる」「切る」「押す」などの動作によく続きます。
パチと + 動詞
「パチッと」と同じですが、促音(っ)がない分、少しだけ音が軽く感じられることがあります。
使い方
よく使う表現
パチッと閉じる
音を立ててしっかり閉じる
パチッと鳴る
弾けるような音が出る
パチと音がする
短く乾いた音がする
スイッチをパチッと
スイッチを音を立てて押す
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 本やケースを閉じる | 中立 | 隙間なくしっかりと閉まったことを強調します。 |
| 静電気 | ややネガティブ | 触れた瞬間に少し驚くような痛みを伴うことが多いです。 |
| 指を鳴らす | 中立 | 何かを思いついた時や、人の気を引く時の動作として使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぱちぱち ぱちぱち / similar | 拍手や焚き火など、同じような音が何度も連続して発生する場合に使います。 | 単発の音には使いません。 | パチパチと拍手する |
ばちばち ばちばち / similar | 火花やショートなど、音がより大きく、激しく、少し危険を感じさせる場合に使います。 | 小さなスイッチ音などには使いません。 | 火花がバチバチと散る |
使い方のメモ
よくある間違い
拍手を表現する時に「パチ」を使うこと。
拍手は連続した音なので「パチパチ」が自然です。「パチ」だと手を一度だけ叩いたことになります。
重い物が落ちた時に「パチ」を使うこと。
「パチ」は軽い乾いた音です。重い音には「ドン」などが適しています。
例文
例文
読み終わった本をパチッと閉じる。
よみおわったほんをパチッととじる。
文字どおり本がしっかりと閉じられた時の音を表します。
セーターを脱ぐと、パチと静電気が起きた。
セーターをぬぐと、パチとせいでんきがおきた。
文字どおり静電気が一度だけ発生した際の小さな音を表します。
燃えている薪が、一度だけパチッと音を立てた。
もえているまきが、いちどだけパチッとおとをたてた。
文字どおりパチパチと連続して鳴るのではなく、一度だけ弾けたことを強調しています。
彼は何かを思いついたように、指をパチッと鳴らした。
かれはなにかをおもいついたように、ゆびをパチッとならした。
視覚的ひらめいた時のジェスチャーとして、指を鳴らす音を表しています。
部屋を出る時、電気のスイッチをパチッと押した。
へやをでるとき、でんきのスイッチをパチッとおした。
文字どおり照明のスイッチなどの機械的な部品を押す時の単発の音です。
似ている語
質問
焚き火の音を「パチ」と言ってもいいですか?
薪が一度だけ音を立てたなら「パチ」で良いですが、燃え続けている音なら「パチパチ」を使います。
「パチと」と「パチッと」の違いは何ですか?
意味は同じですが、「パチッと」の方が音が短く切れる感じがより強調されます。
パチンコの意味もありますか?
口語で「パチ」がパチンコの略語として使われることもありますが、オノマトペとしては音の表現のみを指します。
出典の詳細
- 項目ID
- 2662960
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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