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項目

のたりのたり

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「のたりのたり」とは、波などが緩やかに、絶え間なくうねったり揺れたりする様子を表す言葉です。

意味

短い意味

海や川などの大量の水が、重々しくも穏やかなリズムでうねり続ける様子を描写する文学的な表現です。また、巨大なものが緩やかにうねりながら動く様子にも使われます。江戸時代の俳人・与謝蕪村が詠んだ春の海の俳句で非常に有名です。

  • 波の緩やかなうねり
  • 巨大なものの緩やかな動き

意味の整理

海・波

海などの水面が、緩やかに上下にうねる様子。

春の海がのたりのたりとうねっている。

大きくて遅い動き

巨大な生き物や物体が、重々しく緩やかに波打つように動く様子。

巨大な蛇がのたりのたりと這っていく。

使い方のメモ

使い方

  • のたりのたりと + 動詞

    動詞(寄せる、続く、動くなど)を修飾し、どのようにうねりながら動いているかを説明します。

  • のたりのたりする

    名詞的な使い方から派生し、緩やかに波打っている状態そのものを表します。

使い方

よく使う表現

のたりのたりと寄せる

波が緩やかにうねりながら近づいてくる

のたりのたりと動く

うねるように緩やかに動く

のたりのたりとした波

緩やかに起伏する波

のたりのたりと続く

穏やかなリズムで途切れることなく続く

ニュアンス

場面ごとのニュアンス

よく使う場面ニュアンス使い方のメモ
穏やかな海positive最も定番の文脈であり、平和でリラックスした情景を呼び起こします。
巨大な生き物の動きneutral生き物の質量感や、うねるような体の動きを強調します。

似ている語

似た語との違い

似ている語使う場面同じではない点短い例

ゆっくり

ゆっくり / similar

動作全般が遅いことを表すときに使います。「ゆっくり」には「うねる」「波打つ」といった形状やリズムのニュアンスは含まれません。ゆっくり歩く。

のっそり

のっそり / similar

大きくて重いものが、鈍重に動くときに使います。「のっそり」は少し鈍さや重苦しさを伴いますが、「のたりのたり」は流れるような連続したうねりを表します。のっそり立ち上がる。

使い方のメモ

よくある間違い

公園をのんびり散歩している人に対して使うこと。

不自然です。「のたりのたり」は海のような巨大なもののうねりを表すため、人間の普通の歩行には「ゆっくり」などを使いましょう。

「怠けている」というネガティブな意味で使うこと。

この言葉には怠惰なニュアンスはなく、むしろ穏やかで平和な自然の情景を表すポジティブな言葉です。

例文

例文

春の海がのたりのたりとうねっている。

はるのうみがのたりのたりとうねっている。

視覚的海が静かに波打つ様子を表す最も典型的な例です。

出典:内部作成

船は波にのたりのたりと揺られて進む。

ふねはなみにのたりのたりとゆられてすすむ。

視覚的波の緩やかなうねりが船を揺らしている様子です。

出典:内部作成

大河がのたりのたりと流れている。

たいががのたりのたりとながれている。

視覚的小川ではなく、大量の水が緩やかに波打ちながら流れる様子に使います。

出典:内部作成

巨大な蛇がのたりのたりと這っていく。

きょだいなへびがのたりのたりとはっていく。

視覚的波だけでなく、長く巨大な生き物が波打つように進む様子にも使えます。

出典:内部作成

彼はのたりのたりと重い足取りで歩き出した。

かれはのたりのたりとおもいあしどりであるきだした。

比喩的人間の歩みに対して比喩的に使い、体が重そうに緩やかに揺れながら進む様子を表します。

出典:内部作成

似ている語

質問

この言葉は日常会話でよく使われますか?

いいえ。非常に文学的で詩的な表現であり、主に本の中や自然の描写、あるいは俳句の話をするときに使われます。

なぜ「春の海」と関連が深いのですか?

江戸時代の俳人・与謝蕪村の有名な俳句「春の海ひねもすのたりのたりかな」によって、春の海の情景と強く結びついているからです。

スローモーションの映像を説明するときに使えますか?

あまり適していません。映像が遅くても「うねり」や「波打ち」がなければ不自然です。単純なスローな動きには「ゆっくり」を使いましょう。

出典の詳細

項目ID
2413910
出典
JMdict_english
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確認メモ
特別なメモはありません
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