項目
戛戛
katsukatsu
「カツカツ」は、革靴やヒールなどの硬い靴底、あるいは馬のひづめなどが、硬い地面に当たって鳴る乾いた音を表す言葉です。
意味
短い意味
主にアスファルトや廊下などを、硬い靴で歩く際に出る鋭い足音を表現するために使われます。歩く音のほかにも、杖を地面に突く音や、硬い棒で物を叩く音など、乾いた打撃音全般に使われることがあります。
- 硬い靴での足音
- 馬のひづめの音
- 硬いものを叩く音
意味の整理
硬い靴やヒールの音
ヒールや革靴などの硬い靴底が、硬い床に当たって鳴る鋭い音。
ヒールでカツカツ歩く。
ひづめや硬い物の音
馬のひづめがアスファルトに当たる音や、杖などの硬い棒を突く乾いた音。
馬の蹄がカツカツ鳴る。
使い方のメモ
使い方
カツカツ(と) + 動詞
カツカツ + 鳴らす
意図的に靴底や硬いものを打ち合わせて、カツカツという音を立てる動作を表します。
使い方
よく使う表現
カツカツと歩く
硬い足音を立てて歩く
足音がカツカツと鳴る
硬い靴底の音が響く
ヒールをカツカツ鳴らす
意図的にヒールの音を立てる
カツカツと響く
乾いた打撃音が響き渡る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 静かな空間での足音 | 中立または緊張 | 硬い衝撃音を強調するため、時として威圧的だったり、厳しい印象を与えることがあります。 |
| 舗装路での動物のひづめ | 中立 | 土の上とは異なる、アスファルトや石畳の上での乾いた足音を表現します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
こつこつ こつこつ / similar | 革靴の足音や、ドアをノックする際など、一定のリズムで叩く音に使われます。 | 「コツコツ努力する」といった地道な様子を表す意味がありますが、音の「カツカツ」にはその意味はありません。 | ドアをコツコツ叩く。 |
かちかち かちかち / similar | 時計の針や、金属・ガラスなどが軽く当たる音に使われます。 | 床を歩く際の足音としては使いません。 | 時計がカチカチ鳴る。 |
ぽくぽく ぽくぽく / similar | 馬ののんびりした歩みや木魚など、くぐもった響きのある音に使われます。 | カツカツは鋭く乾いた硬い音ですが、ぽくぽくは丸みのあるくぐもった音です。 | 馬がぽくぽく歩く。 |
使い方のメモ
よくある間違い
スニーカーなどの柔らかい靴での足音に「カツカツ」を使うこと。
硬い材質であることが必須です。柔らかい靴底ではカツカツという音は鳴りません。
「カツカツ」が音しか表さないと思い込むこと。
「生活がカツカツだ」のように、ぎりぎりで余裕がない状態を指す用法も非常に一般的です。
例文
例文
廊下をヒールでカツカツと歩く。
ろうかをヒールでカツカツとあるく。
文字どおり硬い床をヒールで歩く際の代表的な表現です。
アスファルトを歩く馬の蹄がカツカツと鳴る。
アスファルトをあるくうまのひづめがカツカツとなる。
文字どおり馬が舗装された道を歩く際の蹄の音を表しています。
先生が教卓をカツカツと叩いて注意を引いた。
せんせいがきょうたくをカツカツとたたいてちゅういをひいた。
文字どおり硬い棒などで机を叩く乾いた音を表します。
静かな部屋に革靴の音だけがカツカツと響いている。
しずかなへやにかわぐつのおとだけがカツカツとひびいている。
文字どおり革靴の硬い靴底が響く音を強調しています。
お爺さんが杖をカツカツと突いて進む。
おじいさんがつえをカツカツとついてすすむ。
文字どおり杖の先が地面に当たる硬い音を表しています。
似ている語
ぽくぽく
pokupoku
馬ののんびりした歩みや木魚など、くぐもった音に使われます。
質問
スニーカーで走っている人に「カツカツ」を使えますか?
いいえ、カツカツは硬い材質がぶつかる音を含意するため、スニーカーなどの柔らかい靴には不自然です。
足音を表す「カツカツ」と「コツコツ」の違いは何ですか?
どちらも硬い靴の音ですが、「カツカツ」の方がヒールのような甲高く鋭い音になり、「コツコツ」はフラットな革靴のような、少し低く落ち着いた音になります。
「生活がカツカツだ」という表現は音が鳴っているのですか?
いいえ。それは音ではなく「金銭的・時間的に余裕がなく、ぎりぎりである」という別の意味の非常に一般的な用法です。
出典の詳細
- 項目ID
- 2067800
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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