項目
カスカス
kasukasu
水分や中身がすっかり抜けて乾いた状態、またはお金や時間などに全く余裕がないギリギリの状態を表します。
意味
短い意味
「カスカス」には大きく分けて二つの使い方があります。一つは、果物や食べ物の水分が飛んでしまったり、声が枯れてかすれたりしている「中身や潤いがない状態」です。もう一つは、お金、時間、点数などが足りるかどうかの境界線上にあり、「ギリギリで余裕がない状態」を比喩的に表す使い方です。
- 水分やエキスが抜けて乾いている様子。
- お金や時間がギリギリで余裕がない様子。
意味の整理
乾燥・潤いがない
水分や必要な成分が抜けてしまい、美味しくない状態や、声が枯れている状態。
声がカスカスだ。
ギリギリ・余裕がない
資金、時間、資源などが残り少なく、何とか足りているかどうかの切迫した状態。
時間がカスカスだ。
使い方のメモ
使い方
カスカスになる
水分が抜けて乾く、または時間やお金の余裕がなくなる変化を表します。
カスカスだ
現在の乾いた状態や、ギリギリで余裕がない状態を断定します。
カスカスの + [名詞]
後ろの名詞の状態が乾いている、または中身がないことを修飾します。
使い方
よく使う表現
声がカスカス
声が枯れて出ない状態
貯金がカスカス
貯金がギリギリで余裕がない状態
中身がカスカス
内容が薄い、実質がない
カスカスになる
すっかり乾ききる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 食べ物 | negative | みかんや大根などの水分が抜けきって、美味しくない状態を表します。 |
| 声 | negative | 風邪や話しすぎで、声帯が乾いたように声が出ない状態を表します。 |
| お金・時間 | negative | ギリギリでやり繰りしている、精神的に余裕のない切迫した状況を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぱさぱさ ぱさぱさ / similar | パンや髪の毛など、表面や全体の質感が乾いてまとまらない時に使います。 | 「カスカス」は本来あるべき水分が抜けた「残りカス」のような状態を強調しますが、「パサパサ」は食感や手触りの乾燥に焦点を当てます。 | パサパサの髪 |
かつかつ かつかつ / similar | お金や生活など、物理的ではないリソースがギリギリの時に使います。 | 「カツカツ」は生活やお金などのギリギリな状態専用であり、食べ物などの物理的な乾燥には使いません。 | カツカツの生活 |
かさかさ かさかさ / similar | 肌や落ち葉など、表面の水分が失われて乾いた音がするような状態に使います。 | 「カサカサ」は表面の乾燥(肌荒れなど)に使われますが、「カスカス」は内部の水分が失われた状態に使われます。 | 肌がカサカサ |
使い方のメモ
よくある間違い
「手がカスカスだ」と言って肌の乾燥を表すこと。
肌の乾燥には「カサカサ」を使います。「カスカス」は果物の果汁がなくなった時や、声が枯れた時に使います。
フォーマルな場面で「予算がカスカスです」と言うこと。
「カスカス」は非常にカジュアルな表現です。ビジネスでは「予算に余裕がありません」や「ギリギリです」などを使います。
例文
例文
風邪を引いて、声がカスカスになってしまった。
かぜをひいて、こえがカスカスになってしまった。
文字どおり声帯が乾燥して声が出ない様子。
この古いみかんは、中身がカスカスだ。
このふるいみかんは、なかみがカスカスだ。
文字どおり本来あるべき果汁が失われた状態。
今月は使いすぎて、財布の中身がカスカスだ。
こんげつはつかいすぎて、さいふのなかみがカスカスだ。
比喩的比喩的にお金が全くない状態を意味します。
締め切りまで時間がカスカスで、休む暇もない。
しめきりまでじかんがカスカスで、やすむひまもない。
比喩的期限までの時間が全く余裕がない状況。
あの映画は映像が綺麗だが、ストーリーはカスカスだった。
あのえいがはえいぞうがきれいだが、ストーリーはカスカスだった。
比喩的内容が薄く、中身がない様子を比喩的に表現。
似ている語
カツカツ
katsukatsu
カツカツとは、深刻な経済的制約の中で生活していること、またはごくわずかな余裕で何かを達成することを意味します。 どちらもギリギリの意味ですが、「カツカツ」はお金や時間などのリソースに特化しています。
パサパサ
pasapasa
水分や油分がなくなって、乾燥している様子を表す言葉です。 どちらも乾燥していますが、「パサパサ」はパンなど食感のパサつきを指します。
かさかさ
kasakasa
「かさかさ」は、乾いた落ち葉や紙がこすれ合う軽い音や、肌などの水分がなくなって荒れている様子を表す言葉です。 どちらも乾燥していますが、「カサカサ」は肌や表面の乾燥を指します。
質問
食べ物について「パサパサ」と「カスカス」はどう違いますか?
「パサパサ」はクッキーやパサついた肉など、食感がまとまらない状態です。「カスカス」は古いみかんのように、本来あるべき水分がすっかり抜けてしまった状態を表します。
「カスカス」は人に対しても使えますか?
人の性格などに直接使うことは稀ですが、「声がカスカス(声が枯れている)」というように身体の状態には使えます。
「テストの点がカスカスだった」とはどういう意味ですか?
合格点などに「ギリギリ届いた(あるいはギリギリ届かなかった)」という余裕のない状態を表します。
出典の詳細
- 項目ID
- 2199330
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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