項目
かん
kan
小さな鐘やドラなどを叩いたときに出る、高く澄んだ金属音。
意味
短い意味
金属製の小さな鐘やドラ、または金属同士がぶつかったときに鳴る、高く澄んだ短い音を表す言葉です。余韻が少なく、単発で鳴る音に多く使われます。
- 鐘やドラなどの澄んだ響き
- 金属同士がぶつかる鋭い音
意味の整理
鐘・ドラの音
仏壇の鐘(おりん)や小さなドラを一度打った際に出る、澄んだ音のこと。
仏壇の鐘をかんと鳴らした。
金属の接触音
硬い金属同士が軽くぶつかったり、金属が硬い床に落ちたりしたときに出る、短く鋭い音のこと。
金属の棒が落ちて、かんと響いた。
使い方のメモ
使い方
かんと + 動詞
「鳴る」や「響く」などの動詞を修飾して、その音が金属的で澄んだ響きであったことを表します。
かんという + 名詞
「音」などの名詞を直接修飾し、その音が「かん」という種類のものであることを説明します。
使い方
よく使う表現
かんと鳴る
澄んだ金属音を立てる
かんと響く
澄んだ短い音が広がる
かんと打つ
金属音が出るように叩く
かんという音
金属が鳴る澄んだ音
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 仏具や時計の音 | 厳格で澄んだ印象。 | 仏壇のおりんや、静かな部屋で鳴る時計の音など、場の空気を引き締める単発の響きを描写します。 |
| 金属の落下や接触 | 短く鋭い響き。 | スプーンとグラスがぶつかったり、金属の棒が落ちたりした際の、余韻が少ない音を描写します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ちん ちん / similar | 電子レンジや卓上ベルなど、日常的で比較的小さな機械音や合図の音に用います。 | 「チン」は生活感が強く軽い音であるのに対し、「かん」は仏具やドラなどの響きや、より硬質な金属の打撃音というニュアンスがあります。 | 電子レンジがチンと鳴る。 |
じゃんじゃん じゃんじゃん / contrast | 鐘などを連続して激しく、または騒がしく鳴らす場面で使います。 | 「じゃんじゃん」が連続音であるのに対し、「かん」は一回だけの澄んだ短い音を指します。 | 鐘をじゃんじゃん鳴らす。 |
使い方のメモ
よくある間違い
お寺の大きな鐘の音に「かん」を使うこと。
「かん」は高くて小さな音を表します。除夜の鐘のような低く重い音には「ゴーン」を使います。
目覚まし時計が鳴り続ける様子に「かん」を使うこと。
「かん」は単発の音です。連続して鳴る場合は「カンカン」や「ジリジリ」などを使います。
例文
例文
仏壇の鐘をかんと鳴らした。
ぶつだんのかねをかんとならした。
文字どおり仏壇の鐘(おりん)の澄んだ音色を表現する典型的な使い方です。
金属の棒が床に落ちて、かんと響いた。
きんぞくのぼうがゆかにおちて、かんとひびいた。
文字どおり硬い金属が床に落ちた際の、短く甲高い音を表しています。
スプーンがグラスに当たって、かんという音がした。
スプーンがグラスにあたって、かんというおとがした。
文字どおりスプーンとグラスが軽くぶつかった際の、日常的な金属音の描写です。
遠くで小さなドラがかんと鳴るのが聞こえた。
とおくでちいさなドラがかんとなるのがきこえた。
文字どおり小さなドラなどを単発で打った際の、響きのある音を表します。
静かな部屋に、時計の鐘がかんと一つ響いた。
しずかなへやに、とけいのかねがかんとひとつひびいた。
文字どおり静寂な空間で、時計の鐘が一つだけ響き渡る様子を強調しています。
似ている語
質問
「かん」と「チン」の違いは何ですか?
「かん」は仏具やドラなど、少し厳かな響きや硬い金属のぶつかる音によく使われます。一方、「チン」は電子レンジや卓上ベルなど、日常的で事務的な合図の音によく使われます。
お寺の鐘の音に「かん」を使ってもいいですか?
いいえ、お寺の大きな鐘の音は低く重いため「ゴーン」と表現するのが自然です。「かん」は高く澄んだ音を出る小さな鐘に対して使います。
「かん」は連続した音に使えますか?
いいえ、「かん」は一度だけ鳴る音を表します。連続して鳴る場合は「カンカン」と表現します。
出典の詳細
- 項目ID
- 2121210
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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