項目
がくり
gakuri
突然体の力が抜けたり、支えを失って、体が急に折れ曲がるなどして下がる様子を表す言葉です。
意味
短い意味
体の一部や全身の力が急に抜けたり、支えを失って不意に折れ曲がる様子などを表す擬態語です。疲労や落胆などで、膝や首、肩などが急激に下がる動作によく使われます。
- 足腰の力が抜ける
- 居眠りなどで首が落ちる
- 落胆して肩を落とす
意味の整理
力が抜ける(足・体)
疲労や衝撃などで、急に足腰の力が抜けて立っていられなくなる様子。
膝ががくりと折れる。
首が落ちる
居眠りなどをしている時に、首が急に前に傾いたり倒れたりする様子。
首ががくりと下がる。
落胆する(肩を落とす)
ひどくがっかりした時に、急に力が抜けたように肩を落とす様子。
がくりと肩を落とす。
使い方のメモ
使い方
がくりと + verb
「下がる」「倒れる」などの動詞の前に置き、急激な動きを修飾します。
がくりと + 肩を落とす / 膝をつく
「肩」や「膝」などの体の部位とセットで使われ、力が抜ける様子を表す定型的なパターンです。
使い方
よく使う表現
がくりと膝をつく
急に力が抜けて膝をつく
首ががくりと倒れる
居眠りなどで急に首が下がる
がくりと肩を落とす
落ち込んで急に肩を下げる
力ががくりと抜ける
突然体の力が失われる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 肉体的な疲労 | 中立〜ネガティブ | 自分の体重を支えきれなくなる瞬間の、急激な動きを強調します。 |
| 精神的な落胆 | ネガティブ | 「肩」などの体の部位と一緒に使うことで、希望や気力が突然失われたことを視覚的に表現します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
がくんと がくんと / similar | 機械的な強い衝撃や、数値・レベルの急激な下落を表す場合に使います。 | 人体の力が抜けることだけでなく、より強い衝撃や数値の変動に焦点を当てています。 | 成績がガクンと下がる。 |
がったり がったり / similar | 疲れ果てて完全に崩れ落ち、動けなくなる場合に使います。 | 膝や首が急に折れるだけでなく、体全体が倒れ込むような深い疲労や虚脱状態を表します。 | 疲れてがったりと横になる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
荷物を意図的に「がくり」と置く、という表現に使うこと。
「がくり」は無意識のうちに力が抜けてしまう状態を表すため、意図的な動作には使いません。
気温や価格の急激な変化に使うこと。
数値やレベルが下がる場合は、「ガクンと」や「グンと」を使うのが自然です。
例文
例文
マラソンを完走した直後、足の力が抜けてがくりと膝をついた。
マラソンを かんそうした ちょくご、 あしの ちからが ぬけて がくりと ひざを ついた。
文字どおり急に足の力が抜けて崩れ落ちる瞬間を強調しています。
電車で居眠りをしていて、首ががくりと前に倒れた。
でんしゃで いねむりを していて、 くびが がくりと まえに たおれた。
視覚的無意識のうちに首が急に倒れる様子を描写しています。
試合に負けて、彼はがくりと肩を落とした。
しあいに まけて、 かれは がくりと かたを おとした。
比喩的精神的な落ち込みによって気力が失われたことを視覚的に表しています。
緊張が解けると、全身の力ががくりと抜けてしまった。
きんちょうが とけると、 ぜんしんの ちからが がくりと ぬけてしまった。
文字どおり全身から緊張が解けて力が抜ける物理的な反応を示しています。
重い荷物を持ち上げようとしたが、腰ががくりと砕けそうになった。
おもい にもつを もちあげようと したが、 こしが がくりと くだけそうに なった。
文字どおり重さに耐えきれず、腰の支えが急に崩れそうになる様子を描写しています。
似ている語
質問
物が折れる時に「がくり」を使ってもいいですか?
基本的には使いません。人体について使われることが多く、物が折れる場合は「ポッキリ」や「バッキリ」を使います。
「がくり」と「ガクンと」の違いは何ですか?
どちらも急激な下落を表しますが、「ガクンと」は数値の下落や機械的な強い衝撃に使われることが多いのに対し、「がくり」は体から力が抜ける様子に焦点を当てています。
「がくり」は音を表す言葉ですか?
いいえ。音ではなく、力が抜けたり折れ曲がる様子などを視覚的に表す擬態語です。
出典の詳細
- 項目ID
- 2868891
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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