項目
のっと
notto
「のっと」は、暗闇や隠れた場所から、予期せず急に何かが姿を現したり、突き出たりする様子を表す言葉です。
意味
短い意味
この擬態語は、大きく予期せぬものや隠れていたものが、突然視界に入ってくる状況で使われます。驚きや唐突な印象を与えますが、現代ではやや古風な表現とされています。
- 急な出現
- 唐突な突き出し
意味の整理
急な出現
大きく予期せぬものや隠れていたものが、突然視界に入ってくる様子。
暗闇からのっと現れる
唐突な突き出し
顔や体の一部が急に突き出たり、現れたりして相手を驚かせる様子。
のっと顔を出す
使い方のメモ
使い方
のっと + verb
「現れる」や「出る」など、出現を表す動詞の直前に副詞として置かれます。
のっと顔を出す
「不意に顔を突き出す」という意味で使われる定番の言い回しです。
使い方
よく使う表現
のっと現れる
急に現れる
のっと顔を出す
急に顔を出す
のっと出る
急に出る
のっと姿を現す
急に姿を現す
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 暗闇や霧の中から何かが現れる状況 | 不気味・驚き | 出現の唐突さや、それがもたらす驚き、不気味さを強調します。 |
| 人が突然顔を出したり姿を見せる状況 | 驚き・中立 | 人が物陰などから不意に顔を出して、相手を軽く驚かせるような場面で使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぬっと ぬっと / similar | 大きくて不気味なものが、ゆっくりと現れたり、ぬけるように姿を現す様子を表します。 | 「のっと」のような唐突さや驚きよりも、ゆっくりとした動作や不気味な存在感に焦点が当てられます。 | ぬっと現れる |
にゅっと にゅっと / similar | 長くて柔らかいもの、または異様なものが突然突き出たり、伸びてきたりする様子を表します。 | 「のっと」のような大きなものの出現ではなく、細長いものが突き出る形状や動きに焦点が当てられます。 | 手がにゅっと伸びる |
使い方のメモ
よくある間違い
急に立ち上がったり走ったりするような、日常の素早い動作に対して使うこと。
スピードを表すのではなく、予期せぬものが不意に現れる状況でのみ使用します。
音が似ているため「きっと」や「ずっと」と混同して使用してしまうこと。
「のっと」は視覚的な急な出現を描写する擬態語であり、論理や時間を表す副詞ではありません。
例文
例文
暗闇から巨人がのっと現れた。
くらやみから きょじんが のっと あらわれた。
視覚的暗闇から急に大きな姿を見せる様子を表しています。
茂みからイノシシがのっと出てきた。
しげみから いのししが のっと でてきた。
文字どおり隠れていた場所から唐突に出てくる驚きを表しています。
影がのっと顔を出して驚いた。
かげが のっと かおを だして おどろいた。
視覚的不意に姿を見せて相手をハッとさせる様子を描写しています。
霧の中から古い城がのっと姿を現した。
きりの なかから ふるい しろが のっと すがたを あらわした。
視覚的大きな建造物が視界に急に浮かび上がる様子を表しています。
後ろから誰かがのっと顔を出した。
うしろから だれかが のっと かおを だした。
文字どおり日常の中で人が不意に顔を出して驚かせる場面です。
似ている語
質問
「のっと」は日常会話でよく使われますか?
やや古風な言葉とされています。現代の日常会話では「突然」や「急に」の方がよく使われ、不気味な出現には「ぬっと」が好まれる傾向があります。
突然の大きな音に対して「のっと」は使えますか?
いいえ、視覚的な出現にのみ使われます。突然の大きな音には「どっと」や「わっと」などの言葉を使います。
「のっと」と「ぬっと」の違いは何ですか?
非常によく似ていますが、「のっと」は唐突で驚くようなタイミングを強調するのに対し、「ぬっと」は不気味なものや重たいものがゆっくりと姿を現すニュアンスを強く持ちます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2869231
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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