項目
どっかと
dokkato
重い体が腰を下ろす様子や、重い物を遠慮なく置く様子を表す言葉です。
意味
短い意味
ソファに勢いよく体を預けるように、重みのあるものが一気に下へ移動して落ち着く様子を表します。また、人が堂々と揺るぎない態度で構えている様子を表すのにも使われます。
- 重々しく腰を下ろす様子
- 堂々と構える様子
意味の整理
重々しく腰を下ろす
疲れている時やリラックスしている時に、体重をすべて預けるように椅子や床に座る様子。
ソファにどっかと座る
堂々と構える
自信や威厳があり、少しのことでは動じないような態度で座ったり位置についたりする様子。
社長がどっかと構える
使い方のメモ
使い方
どっかと + 動詞
「座る」「腰を下ろす」「構える」など、姿勢や位置を定める動詞と一緒に使われます。
使い方
よく使う表現
どっかと座る
重々しく、または遠慮なく座る
どっかと腰を下ろす
体重を預けるようにして座る
どっかと構える
堂々とした態度でその場にいる
椅子にどっかと
椅子に重々しく(座る)
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 仕事後の疲労 | 中立 | 体の力をすべて抜き、ソファやベッドに倒れ込むように座る様子を表します。 |
| 社長や力のある人物 | 威厳 | 堂々と自信に満ちて座っており、簡単には動かない様子を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
どすっと どすっと / similar | 重い物が床にぶつかる鈍い「音」や「衝撃」を強調したい時に使います。 | 「どっかと」が重みの移動に焦点を当てるのに対し、「どすっと」は重い衝撃音そのものに焦点を当てます。 | どすっと倒れる |
すとんと すとんと / similar | 摩擦や抵抗がなく、軽やかに、またはまっすぐきれいに落ちたり座ったりする時に使います。 | 「すとんと」には「どっかと」のような重々しさや威圧感、疲労感は全くありません。 | すとんと座る |
使い方のメモ
よくある間違い
軽い物を置く時に「どっかと置く」と言うこと。
「どっかと」はかなりの重さを必要とします。軽い物には「ポイッと」や「コトンと」などを使いましょう。
目上の人の前で自分の動作に「どっかと座る」を使うこと。
「どっかと」には遠慮がないニュアンスが含まれるため、丁寧な場面で自分が主体になると非常に無作法に聞こえます。
例文
例文
彼は仕事から帰ると、ソファにどっかと座り込んだ。
かれはしごとからかえると、ソファにどっかとすわりこんだ。
文字どおり疲れ切って体重をすべて預ける様子。
配達員は重そうな荷物を床にどっかと置いた。
はいたついんはおもそうなにもつをゆかにどっかとおいた。
文字どおり荷物の重さと、ためらいのない動作。
社長は自分の席にどっかと構え、会議の始まりを待っていた。
しゃちょうはじぶんのせきにどっかとかまえ、かいぎのはじまりをまっていた。
比喩的威厳があり、動じない態度。
招待されていない客が、リビングの中央にどっかと腰を下ろした。
しょうたいされていないきゃくが、リビングのちゅうおうにどっかとこしをおろした。
文字どおり遠慮やマナーがない様子を表す。
彼は王様のように、大きな椅子にどっかと座っている。
かれはおうさまのように、おおきないすにどっかとすわっている。
視覚的態度が大きく、偉そうな様子。
似ている語
どすっと
dosutto
「どっかと」が重みの移動に焦点を当てるのに対し、「どすっと」は重い衝撃音そのものに焦点を当てます。
すとんと
sutonto
「どっかと」の重々しさとは対照的に、摩擦がなく軽やかに落ちる様子を表します。
質問
人が転んで落ちた時に「どっかと落ちた」と言えますか?
いいえ、「どっかと」は意図的に腰を下ろしたり、物を置いたりする動作に使います。事故で転んだり落ちたりした場合は「ドシンと」や「どすっと」が自然です。
「どっかと」と「どっしり」の違いは何ですか?
「どっかと」は重々しく腰を下ろすなどの「動作の瞬間」を表す副詞です。「どっしり」は、重くて安定している「継続的な状態」を表します。
他人の動作に「どっかと座った」と言うと失礼になりますか?
はい、文脈によっては失礼になります。客に対して使うと、「遠慮がない」「態度が大きい」と批判しているように聞こえることがあります。
出典の詳細
- 項目ID
- 2009240
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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