項目
ちょろり
chorori
水などが少しだけ細く流れる様子、または物事を素早く、少しだけ、あるいは不注意に行う様子。
意味
短い意味
少量の液体が細く流れる様子や、物事をほんの短時間で素早く行う様子を表します。また、秘密や本音などを不用意に少しだけ漏らしてしまう場面でも使われます。
- 液体がわずかに流れる様子。
- 動作が短時間で素早い様子。
- 不用意に言葉を漏らす様子。
意味の整理
短時間の素早い動作
ほんの一瞬だけ、または素早く何かを行う様子。
書類にちょろりと目を通す。
少量の液体の流れ
水などの液体が、わずかな量だけ細く流れる様子。
水がちょろりと流れる。
不注意な発言・行動
深く考えずに、秘密や本音などを少しだけ漏らしてしまう様子。
本音をちょろりとこぼす。
使い方のメモ
使い方
ちょろりと + 動詞
動作の様子や程度を修飾する最も一般的な形です。
ちょろり + 動詞
「と」を省略した、やや砕けた口語的な表現です。
使い方
よく使う表現
ちょろりと流れる
水などが細く少しだけ流れる
ちょろりと見る
一瞬だけ見る、ちらりと見る
ちょろりとかける
調味料などを少しだけかける
ちょろりと顔を出す
一瞬だけ顔をのぞかせる
ちょろりとこぼす
不用意に秘密や本音を少し漏らす
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 水の流れ | neutral | 蛇口から細く滴るような、ごくわずかな水量に限られます。 |
| 身体の動作 | neutral | 目を通したり、顔を出したりする動作が、あっという間に終わる様子を示します。 |
| 発言 | negative | 言うべきではない情報を少しだけ漏らしてしまうような、注意力の欠如を示します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ちょろっと ちょろっと / similar | よりカジュアルな会話で、動作の短さや少なさを強調したいときに使います。 | 「ちょろり」の方が響きがやや柔らかく、「ちょろっと」は促音があるため唐突な印象を与えます。 | ちょろっと見る |
だらだら だらだら / opposite | 液体が大量に途切れることなく流れる時や、動作が長引く時に使います。 | 「ちょろり」はごく少量の液体や、一瞬の短い動作にしか使えません。 | 汗がだらだら流れる |
うっかり うっかり / similar | 注意力不足や忘却によって、ミスをしてしまった時に使います。 | 「ちょろり」は発言や動作そのものが物理的に素早い(少ない)ことに焦点を当てており、心理的な忘却を表す言葉ではありません。 | うっかり秘密を漏らす |
使い方のメモ
よくある間違い
大雨や激しい川の流れに対して使うこと。
少量の水が細く流れる様子にしか使えません。大雨には「ざあざあ」などを使います。
時間をかけてゆっくり行う動作に使うこと。
素早さや一瞬の動作を表す言葉なので、ゆっくりした動作には使えません。
例文
例文
蛇口から水がちょろりと流れている。
じゃぐちからみずがちょろりとながれている。
視覚的ごく少量の水が細く流れる様子を表しています。
ネズミが穴からちょろりと顔を出した。
ネズミがあなからちょろりとかおをだした。
視覚的ほんの一瞬だけ素早く現れる様子を表しています。
彼は書類にちょろりと目を通した。
かれはしょるいにちょろりとめをとおした。
文字どおり時間をかけず、素早く確認したことを意味します。
料理に醤油をちょろりとかける。
りょうりにしょうゆをちょろりとかける。
視覚的ほんの少しだけ調味料をかける様子を表しています。
つい本音をちょろりとこぼしてしまった。
ついほんねをちょろりとこぼしてしまった。
比喩的不用意に本音や秘密を少しだけ口に出してしまった様子です。
似ている語
質問
「ちょろり」と「ちょろっと」の違いは何ですか?
意味はほぼ同じですが、「ちょろっと」の方が口語的で、促音があるため動作の唐突さが強調されます。「ちょろり」は少し柔らかい響きがあります。
「ちょろり」は大量の水に使えますか?
いいえ、使えません。ごく少量の、糸のように細い水の流れに対してのみ使われます。
「ちょろり」には悪い意味がありますか?
水の流れや一瞬の動作を表す場合は中立ですが、「秘密をちょろりと漏らす」のように使う場合は、不注意であることを示すため少し否定的なニュアンスを持ちます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2838243
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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