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項目

ベタベタ

betabeta

汗やのりなどで粘り気がある様子や、むやみに物を貼り付ける様子、男女が人前で甘え合う様子、または展開などが極めてありふれている(ベタな)ことを表す言葉。

意味

短い意味

主に4つの意味で使われます。1つ目は、汗や塗料、のりなどで表面が粘り気を持ち、不快に貼りつく状態です。2つ目は、シールやポスターなどを一面に無差別に貼りつける様子です。3つ目は、カップルなどが人目を気にせずくっつき合い、甘えている様子です。4つ目は、物語の展開や演出などが「お決まり」でありふれており、新鮮味がない(いわゆる「ベタ」である)ことです。

  • 汗やのりによる物理的な粘り気。
  • シールなどを一面に貼る様子。
  • 人前でくっつき合うカップル。
  • お決まりでありふれた展開(ベタ)。

意味の整理

粘り気(物理的)

汗やのり、ペンキなどで表面が粘り気を持ち、不快に感じる状態。

汗で体がベタベタする。

むやみに貼り付ける

シールやポスターなどを、一面に無差別に貼り付ける様子。

壁にシールをベタベタ貼る。

甘え合う・くっつく

カップルなどが人目を気にせずに過度にスキンシップをとり、甘え合っている様子。

人前でベタベタする。

ありふれている(ベタ)

物語の展開やギャグが、型通りで新鮮味がなく、容易に予測できること。

ベタベタなストーリー。

使い方のメモ

使い方

  • ベタベタする

    動詞として使い、粘り気を感じる状態や、男女がくっつき合っている様子を表します。

  • ベタベタだ

    名詞や形容動詞の語幹のように働き、完全に粘り気がある状態を言い切る表現です。

  • ベタベタな + 名詞

    名詞を修飾し、「ありふれた〜」や「粘り気のある〜」という意味を表します。

  • ベタベタに + 動詞

    動作の結果として、全体がすっかり粘り気のある状態になることを表します。

  • ベタベタと + 動詞

    無差別に貼り付ける動作や、くっつき合って離れない様子を副詞的に修飾します。

使い方

よく使う表現

汗でベタベタする

汗をかいて肌が粘り気を持つこと

のりでベタベタになる

のりが手や物について粘り気が出ること

ベタベタと貼る

シールやポスターをあちこちに貼り付けること

ベタベタな展開

ドラマなどのありふれていて予測しやすい展開のこと

ニュアンス

場面ごとのニュアンス

よく使う場面ニュアンス使い方のメモ
物理的(汗、のり)ネガティブ肌や物が粘り気を持っており、不快感や汚れを感じていることを示します。
対人関係(カップル)ネガティブ・批判的人前で過度にスキンシップをとっており、周囲が少し迷惑に感じているニュアンスが含まれやすいです。
作品(ストーリーなど)中立〜ネガティブ展開が安直で予想しやすいことを指します。親しみやすさを込めて使われることもありますが、独創性はないという評価です。

似ている語

似た語との違い

似ている語使う場面同じではない点短い例

べとべと

べとべと / similar

油や泥、甘い液体などによる、より不快で汚れを伴う粘り気を強調したい場合に使います。「ベトベト」には、カップルが甘え合う意味や、ストーリーが「ありふれている」という意味はありません。手が油でベトベトだ。

べったり

べったり / similar

一面に隙間なく平らに付着している様子や、特定の人物に強く依存して離れない様子を表す場合に使います。表面全体の不快な粘り気というよりは、「強く密着していること」そのものに焦点が当たります。ペンキがべったりとつく。

使い方のメモ

よくある間違い

シチューやラーメンのスープなど、とろみのある食べ物を「ベタベタ」と表現すること。

食べ物のとろみや濃厚さは「ドロドロ」や「こってり」を使います。「ベタベタ」は食べた後に手や口の周りが粘り気で汚れた状態を指します。

「ベタベタな映画」を「名作・古典的で素晴らしい映画」というポジティブな意味だけで使うこと。

「ベタ(ベタベタ)」は「ありふれている」「予想通り」という意味であり、基本的には「新鮮味がない」というネガティブなニュアンスを含みます。

例文

例文

汗でシャツがベタベタだ。

あせでシャツがベタベタだ。

文字どおり汗による不快な物理的な粘り気を表しています。

出典:内部作成

壁にポスターをベタベタと貼る。

かべにポスターをベタベタとはる。

視覚的壁一面に無差別に物を貼り付ける様子を表しています。

出典:内部作成

あの二人はいつもベタベタしている。

あのふたりはいつもベタベタしている。

比喩的カップルが過度にスキンシップをとっている様子を表します。

出典:内部作成

このドラマはベタベタな展開が多い。

このドラマはベタベタなてんかいがおおい。

比喩的物語の展開が型通りでありふれていることを表します。

出典:内部作成

手がのりでベタベタする。

てがのりでベタベタする。

文字どおりのりなどの物質による物理的な粘り気を表す典型的な例です。

出典:内部作成

似ている語

質問

「ベタベタ」と「ベトベト」の違いは何ですか?

「ベタベタ」は一般的な粘り気(汗やのり)のほか、シールを貼る様子や、甘えるカップル、ありふれた展開など幅広い意味を持ちます。「ベトベト」は油や糖分などのより不快で汚い粘り気に限定され、比喩的な意味は持ちません。

「ベタな展開」の「ベタ」は「ベタベタ」から来ていますか?

はい。絵の具などを一面に隙間なく塗る「ベタ塗り」や、そこから派生した「一面同じで変化がない(ベタベタ・べったり)」という言葉が語源となり、「ありふれている」という意味で使われるようになりました。

仲の良い親友同士に「ベタベタしている」と使ってもいいですか?

注意が必要です。「ベタベタしている」と言うと、過度にスキンシップをとっていたり、お互いに依存しすぎていたりするネガティブな印象を与えます。単純に仲が良い場合は「仲良し」などを使いましょう。

出典の詳細

項目ID
1011440
出典
JMdict_english
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確認メモ
特別なメモはありません
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日本語
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