項目
とっぷり
toppuri
完全にその状態になる様子。特に、日が完全に暮れて夜闇に包まれる様子を表します。
意味
短い意味
時間が完全に経過し、ある状態に移行しきった様子を表す副詞です。「日がとっぷり暮れる」という形で、太陽が完全に沈み、夜闇に包まれた様子を表す際に最もよく使われます。
- 日が暮れる様子
- 季節や時間が完全に終わる様子
意味の整理
日暮れ・夜
太陽が完全に沈み、辺りが完全に暗くなる様子。
日がとっぷり暮れる。
季節の終わり
季節やある期間が完全に終わりを迎える様子。
秋がとっぷり暮れる。
使い方のメモ
使い方
とっぷり暮れる
最も一般的な形で、完全に日が沈み暗くなることを意味します。
とっぷりと暮れる
「とっぷり暮れる」と同じ意味ですが、「と」が付くことで、よりじっくりと時間が経過していく様子が強調されます。
とっぷり + 動詞
時間が経過して完全にその状態になることを示す動詞の前に置かれます。
使い方
よく使う表現
とっぷり暮れる
完全に暗くなる
とっぷりと暮れる
完全に暗くなる
日がとっぷり暮れる
太陽が完全に沈む
秋がとっぷり暮れる
秋が完全に終わる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 日暮れ(日が暮れる) | neutral | 夕暮れの薄明かりもなくなり、本当の夜になった状態を表します。 |
| 季節の終わり(秋が暮れる) | neutral | 詩的な表現で、季節が深まり完全に終わる様子を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
すっかり すっかり / similar | 物事の状態が完全に変化したことを表す一般的な場面で使います。 | 日暮れや時間の経過に限定されず、幅広い場面で使うことができます。 | すっかり暗くなった |
ずっぷり ずっぷり / similar | 水などの液体に体や物が完全に浸かる様子を表す時に使います。 | 物理的に濡れたり浸かったりする状態を表すため、日暮れには使いません。 | 水にずっぷり浸かる |
使い方のメモ
よくある間違い
「とっぷり忘れた」のように、単に「完全に」という意味で使うこと。
記憶などの一般的な出来事には「すっかり」を使います。「とっぷり」は日暮れや季節にしか使いません。
「雨でとっぷり濡れた」のように使うこと。
濡れる場合は「ずっぷり」や「びしょびしょ」を使います。
例文
例文
日がとっぷりと暮れて、辺りは真っ暗になった。
ひがとっぷりとくれて、あたりはまっくらになった。
視覚的太陽の光がなくなり、視覚的に完全に暗くなった状態を表しています。
買い物をしている間に、外はとっぷり日が暮れていた。
かいものをしているあいだに、そとはとっぷりひがくれていた。
視覚的時間が経過して、気づいたときにはすっかり夜になっていたという状況です。
山の向こうに太陽が沈み、町はとっぷりと夜に包まれた。
やまのむこうにたいようがしずみ、まちはとっぷりとよるにつつまれた。
視覚的夜の闇が町全体をすっぽりと包み込むような情景を描写しています。
秋もとっぷり暮れて、冬の寒さを感じるようになった。
あきもとっぷりくれて、ふゆのさむさをかんじるようになった。
比喩的太陽ではなく、季節(秋)が完全に終わりに近づいたことを表す比喩的な表現です。
仕事が終わる頃には、すでにとっぷり暮れていた。
しごとがおわるころには、すでにとっぷりくれていた。
視覚的仕事などで時間が経ち、気づけば日が完全に沈んでいた様子を表しています。
似ている語
ずっぷり
zuppuri
音が似ていますが、「ずっぷり」は水に完全に浸かる様子を表す言葉です。
質問
「完全に終わった」という意味で何にでも使えますか?
いいえ。「日が暮れる」「秋が暮れる」など、特定の言葉とセットでしか使われません。一般的な「完全に」は「すっかり」を使いましょう。
日常会話でも使いますか?
はい。外を見て「日がとっぷり暮れたね」と言うのは、日常的な表現です。
「すっかり暗くなる」との違いは何ですか?
意味は同じですが、「とっぷり」の方が、夜の闇に深く包み込まれたような情緒的なニュアンスが含まれます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2009140
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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