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項目

すっかり

sukkari

状態が100%変化したこと、または前後の状態を比較して以前のものが何も残っていないことを表します。

意味

短い意味

「すっかり」は、変化の度合いが極限まで達したことを強調する副詞です。病気が治る、季節が変わる、記憶がなくなるなど、「前は違ったが、今はもう完全に違う状態になった」という場面でよく使われます。

  • 状態の完全な変化
  • 徹底的な行為・作用

意味の整理

状態の移行

物理的な状況、気候、体調などが完全に新しい状態に移行したことを表します。

すっかり春になる

行為の完了

忘却や消費など、ある働きが限界まで進み、何も残っていない様子を表します。

すっかり忘れる

使い方のメモ

使い方

  • すっかり + 動詞(タ形が多い)

    変化や動作が完了したことを表すため、過去形(タ形)と一緒に使われることが多いです。

  • すっかり + 形容詞

    状態の度合いが最高潮に達していることを強調します。

  • すっかり + 名詞 + になる

    「春になる」「大人になる」など、明確なフェーズの変化を強調します。

使い方

よく使う表現

すっかり忘れる

完全に記憶からなくなる

すっかり良くなる

病気などが完治する

すっかり変わる

以前の面影がなくなるほど変化する

すっかり疲れる

ひどく疲労する

ニュアンス

場面ごとのニュアンス

よく使う場面ニュアンス使い方のメモ
季節の移り変わりneutral以前の季節の気配がなくなり、新しい季節が本格化したことを実感する際に使います。
体調の回復positive症状が完全になくなり、安心している気持ちを含みます。

似ている語

似た語との違い

似ている語使う場面同じではない点短い例

さっぱり

さっぱり / similar

不快感がなくなって気分が良い時や、否定形とともに「全くわからない」などと言う時に使います。「すっかり」は気分の清涼感や、強い否定の意味(〜ない)としては使いません。さっぱり分からない。

そっくり

そっくり / contrast

二つのものが非常によく似ていることや、ある状態のまま全てを他へ移すことを表します。「すっかり」は外見の類似性を表すためには使いません。お金をそっくり渡す。

使い方のメモ

よくある間違い

「全然〜ない」という意味で「すっかり〜ない」と言ってしまうこと。

否定文で「全く〜ない」と言いたい場合は、「さっぱり」や「全く」を使います。

物の数を数えるときに「すっかり食べる」のように使うこと。

物理的な量を表す場合は「全部」を使う方が自然です。(例:全部食べる)

例文

例文

約束をすっかり忘れていた。

やくそく を すっかり わすれて いた。

比喩的記憶が完全になくなった様子を表します。

出典:内部作成

風邪はもうすっかり良くなりました。

かぜ は もう すっかり よく なりました。

文字どおり健康状態が完全に回復したことを示します。

出典:内部作成

もうすっかり秋ですね。

もう すっかり あき です ね。

視覚的季節の明確な変化を実感する表現です。

出典:内部作成

一日中歩いて、すっかり疲れた。

いちにちじゅう あるいて、すっかり つかれた。

文字どおり疲労感が限界まで達したことを強調します。

出典:内部作成

古い家がすっかり新しくなった。

ふるい いえ が すっかり あたらしく なった。

視覚的外見が全く新しくなったことを表します。

出典:内部作成

似ている語

質問

「すっかり」と「すべて」の違いは何ですか?

「すべて」は対象となる物事の「数や量」が全体に及ぶことを指します。「すっかり」は「状態や変化の度合い」が100%に達していることを表します。

「さっぱり」との違いは何ですか?

「さっぱり」は不快なものが消えて清々しい気分になることや、否定文を伴って「全く〜ない」を表します。「すっかり」は純粋な状態の完了を表します。

ビジネスメールで「すっかり」は使えますか?

「すっかりご無沙汰しております」や「すっかり秋らしくなりました」など、日常的な挨拶の表現として自然に使われます。

出典の詳細

項目ID
1006110
出典
JMdict_english
-
確認メモ
特別なメモはありません
表示言語
日本語
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