意味
短い意味
この言葉には主に3つの意味があります。1つ目は、頭を叩かれた時のような、中空で軽い衝撃音を伴う打撃です。2つ目は、驚いて口を大きく開けたり、壁などに突然穴が開いたりする様子です。3つ目は、何も考えられず、呆然としていたり、ぼんやりと上の空になっている心理状態を表します。
- 軽く叩く打撃音
- 穴や口が大きく開く様子
- ぼんやり・呆然とする状態
意味の整理
軽く叩く打撃音
頭のような中空のものを、軽く、しかし手応えのある音を出して叩く様子を表します。
頭をぽかりと殴る
大きく開く様子
壁に穴が急に開いたり、驚いて口をだらしなく開けてしまう様子を表します。
口をぽかりと開ける
ぼんやりした状態
何も考えられず、心が空っぽになって上の空になっている様子を表します。
ぽかりとしている
使い方のメモ
使い方
ぽかりと + 動詞
副詞として動作の様子や状態を描写する基本的な形です。
ぽかりと殴る
「殴る」「叩く」と共に使い、鈍く軽い衝撃音が響く様子を表します。
口をぽかりと開ける
驚きや間抜けさのために、無防備に口を大きく開けたままにする様子を表します。
ぽかりと穴が空く
突然、ぽつんと目立つ穴が開く様子を表します。
使い方
よく使う表現
ぽかりと殴る
軽い衝撃音を立てて殴る
口をぽかりと開ける
口を大きく開けたままにする
ぽかりと穴が空く
突然穴が大きく開く
頭をぽかりと叩く
頭を軽く叩く
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 頭を叩く時 | 中立〜やや否定的 | 「ぽかり」は、重く深刻な打撃ではなく、中空のものを軽く叩いたような、どこか間の抜けた響きがあります。 |
| 口や穴が開く時 | 中立 | 驚きで口が塞がらない様子や、予想外の場所に穴が開いている様子を視覚的に描写します。 |
| ぼんやりする時 | 中立 | 思考が停止し、心の中にポッカリと隙間ができたような状態を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぽかん ぽかん / similar | 人が呆気にとられたり、ぼんやりと口を開けていたりする精神的な状態を指す場合に使います。 | 「ぽかり」と違い、打撃音(叩く音)や物理的な穴が開く様子には使われず、専ら人のぼんやりした様子に使われます。 | ぽかんと立ち尽くす |
ぽっかり ぽっかり / similar | 大きな穴が開いている様子や、雲などが空に軽く浮かんでいる様子を表す時に使います。 | 「ぽかり」と同様に穴が開く様子を表しますが、より空間的な広がりや浮かぶ様子を強調します。叩く音には使いません。 | ぽっかりと穴が空く |
使い方のメモ
よくある間違い
重傷を負うような激しいパンチに「ぽかり」を使うこと。
「ぽかり」は軽くコミカルな打撃音であり、深刻な破壊を伴う重い打撃(ドカン、ガツンなど)には不適切です。
叩く音ではなく、布がこすれる音などに使うこと。
中空のものを叩く音に特化しているため、他の種類の摩擦音などには使えません。
例文
例文
兄に頭をぽかりと殴られた。
あににあたまをぽかりとなぐられた。
文字どおり中空のものを叩いた時の音を表します。
壁にぽかりと穴が空いている。
かべにぽかりとあながあいている。
視覚的突然穴が大きく開いている視覚的な様子を表します。
驚いて口をぽかりと開けた。
おどろいてくちをぽかりとあけた。
視覚的驚きで口が大きく開いてしまった様子を表します。
授業中、ぽかりと窓の外を見ていた。
じゅぎょうちゅう、ぽかりとまどのそとをみていた。
比喩的ぼんやりして心がうつろになっている様子です。
ボールが頭にぽかりと当たった。
ぼーるがあたまにぽかりとあたった。
文字どおり軽い打撃による音を表しています。
似ている語
質問
「ぽかり」は擬音語ですか?
叩く音を表す場合は「擬音語」ですが、口や穴が開いている様子やぼんやりしている状態を表す場合は「擬態語」として機能します。
「ぽかり」と「ぽかん」の違いは何ですか?
「ぼんやりする」という意味では非常に似ていますが、「ぽかん」は精神状態に特化しているのに対し、「ぽかり」は叩く音や穴が開く様子など物理的な現象も表します。
小さな針穴などに「ぽかりと穴が空く」は使えますか?
不自然です。「ぽかり」は、ある程度目立つ、ぽっかりとした大きさの穴が突然開いている様子に適切です。
出典の詳細
- 項目ID
- 2769320
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 確認が必要です
- 表示言語
- 日本語
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