項目
もそり
mosori
もそりとは、動作が遅く、鈍重な様子を表す言葉です。
意味
短い意味
機敏さや活力が欠けており、重たげにゆっくりと動く様子を描写します。人間が眠そうに起き上がる時や、動物が緩慢に這い出す時など、力強さがなく鈍重な動きに対して使われます。
- 緩慢に動く
- 重たげに立ち上がる
- 時間をかけて這い出す
意味の整理
鈍重な動作
体全体の動きや手足の動きが遅く、活気がない様子を表します。
もそりと歩き出す
緩慢な姿勢の変化
眠気やだるさから、立ち上がったり布団から出たりする動作に時間がかかる様子を描写します。
布団からもそりと起き上がる
使い方のメモ
使い方
もそりと + 動詞
動作の様子を修飾する副詞として使われます。後ろには「動く」や「立ち上がる」などの物理的な移動や姿勢の変化を表す動詞が続きます。
使い方
よく使う表現
もそりと動く
緩慢に動く
もそりと立ち上がる
重たげに立ち上がる
もそりと起き上がる
(布団などから)ゆっくりと起き上がる
もそりと這い出す
時間をかけて這い出てくる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 寝起きの動作 | ニュートラル | 寝ぼけていたり、布団から出るのが億劫で体が重い様子を描写するのによく使われます。 |
| 動物の動き | ニュートラル | 亀などの動きが遅い動物や、寝そべっていたペットが緩慢に姿勢を変える様子を表すのに適しています。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
のっそり のっそり / similar | 熊や大男など、体が大きくて重たいものが緩慢に動く様子を表すときに使います。 | 「もそり」の方が対象のサイズ感を問わず、少し控えめで柔らかな鈍重さを表します。 | 熊がのっそりと現れた。 |
ゆっくり ゆっくり / similar | 動作や変化のスピードが遅いこと全般に使います。ネガティブなニュアンスはありません。 | 「ゆっくり」は話す速度や休むときなど幅広く使えますが、「もそり」は物理的な動作の「鈍重さ・だるさ」に限定されます。 | ゆっくり休んでください。 |
使い方のメモ
よくある間違い
話すスピードや思考の遅さを表現するために「もそり」を使うこと。
「もそり」は物理的な体の動きや姿勢の変化に対してのみ使われます。話すのが遅い場合は「ゆっくり話す」と表現します。
「もそり」が「静かに(音を立てずに)」という意味だと勘違いすること。
結果的に静かであることは多いですが、焦点は「音のなさ」ではなく「動きの緩慢さやだるさ」にあります。
例文
例文
ソファーの上で眠っていた猫が、もそりと姿勢を変えた。
ソファーのうえでねむっていたねこが、もそりとしせいをかえた。
視覚的休んでいる動物の、活気のない緩慢な動きを描写しています。
彼は名前を呼ばれると、もそりと立ち上がった。
かれはなまえをよばれると、もそりとたちあがった。
文字どおり動くことへの乗り気のなさや、体の重さを表しています。
朝の冷え込みが厳しく、布団からもそりと這い出すのがやっとだった。
あさのひえこみがきびしく、ふとんからもそりとはいだすのがやっとだった。
文字どおり寒さや眠気によって、体を機敏に動かせない様子を描写しています。
大きな亀が、石の上をもそりと歩き始めた。
おおきなかめが、いしのうえをもそりとあるきはじめた。
視覚的動物の歩くペースが遅く、動きに重みがある様子を描写しています。
暗闇の中で何かがもそりと動く気配がした。
くらやみのなかでなにかがもそりとうごくけはいがした。
文字どおり俊敏な音は立てずに、鈍重に何かが動いている不気味な気配を表しています。
似ている語
質問
「もそり」は悪い意味ですか?
必ずしも悪い意味ではありません。単に活気がないことや、物理的に動作が緩慢であることを客観的に描写する言葉です。
無生物に対して「もそり」を使うことはできますか?
基本的には人間や動物など、自らの意志で動くものに対して使われます。機械や物体が遅く動く場合にはあまり使われません。
「もそり食べる」と言うことはできますか?
不自然です。飲食の動作には通常使いません。時間をかけて食べる場合は「ゆっくり食べる」などと言います。
出典の詳細
- 項目ID
- 2866007
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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