項目
ククク
kukuku
声を押し殺した笑い声や、悪巧みをしているような不気味な笑い声、または鳩の鳴き声を表す言葉。
意味
短い意味
主に、声を殺した含み笑いや、漫画やアニメの悪役が企みを持っている時の不気味な笑い声を表すオノマトペです。また、鳩が鳴く「クゥクゥ」という声を表現する際にも使われます。
- 不気味な笑い
- 含み笑い
- 鳩の鳴き声
意味の整理
悪巧み・不気味な笑い
漫画やアニメなどで、悪役や企みを持つキャラクターが自信ありげに、または不気味に笑う様子。
悪役がクククと笑う。
含み笑い
笑いを必死にこらえたり、声を出さないように笑ったりする様子。
くっくっくっと含み笑いをする。
鳥の鳴き声
鳩などの鳥が鳴く声。
鳩がクククと鳴く。
使い方のメモ
使い方
クククと + verb
副詞として働き、後ろに「笑う」や「鳴く」などの動詞を伴って、その動作の様子を説明します。
クククという + noun
「クククという笑い声」のように、名詞を修飾してどのような音であるかを説明します。
使い方
よく使う表現
クククと笑う
悪巧みをするように笑う、または声を殺して笑う
鳩がクククと鳴く
鳩が鳴く様子
クククという笑い声
不気味な、または押し殺した笑い声
くっくっくっと含み笑いをする
声を殺して笑いをこらえる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 漫画・アニメの悪役 | negative | 悪役が何かを企んでいる時や、余裕を見せつける時のお決まりの笑い方として非常に定着しています。 |
| 鳩などの鳥 | neutral | 笑い声とは全く関係なく、鳩の自然な鳴き声を純粋に模写したものです。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
くつくつ くつくつ / contrast | 悪意のない、微笑ましい含み笑いや、静かに笑う様子を表す場合に使います。 | 「ククク」のような不気味さや悪巧みのニュアンスはありません。 | くつくつと笑う |
けらけら けらけら / opposite | 声を大にして、明るく軽薄に笑う様子を表す場合に使います。 | 声を押し殺す「ククク」とは対極の、開けっぴろげな笑い方です。 | ケラケラと笑う |
使い方のメモ
よくある間違い
現実の会話で、実際に「ククク」と発音して笑うこと。
これは主に文章表現(漫画や小説など)のオノマトペです。実際に声に出すと、アニメのキャラクターの真似をしているようで不自然に聞こえます。
上品で控えめな微笑みを表すために使うこと。
「ククク」は不気味さや企みを感じさせます。上品で穏やかな笑いには「フフフ」を使う方が適切です。
例文
例文
悪役は「ククク」と不気味に笑った。
あくやくは「ククク」とぶきみにわらった。
文字どおり日本のフィクションにおける典型的な悪役の笑い方です。
公園の鳩がクククと鳴いている。
こうえんのはとがクククとないている。
文字どおりこの場合、笑い声とは全く関係なく、鳥の自然な鳴き声を模写しています。
彼女は漫画を読みながら、くっくっくっと声を押さえて笑っていた。
かのじょはまんがをよみながら、くっくっくっとこえをおさえてわらっていた。
文字どおりひらがなを使うことで、悪意のない純粋な含み笑いのニュアンスが強調されます。
彼は勝利を確信して、心の中でクククと笑った。
かれはしょうりをかくしんして、こころのなかでクククとわらった。
比喩的自信満々に心の中で企んでいる時の内面的な笑いを表しています。
暗闇からクックックッという怪しい声が聞こえた。
くらやみからクックックッというあやしいこえがきこえた。
文字どおりこの笑い声が、謎や悪意といった不気味な雰囲気と結びついています。
似ている語
質問
冗談に対して上品に笑いたい時、「ククク」を使ってもいいですか?
いいえ。「ククク」は何かを企んでいるように聞こえます。穏やかな笑いには「フフフ」、普通の笑いには「ハハハ」を使ってください。
なぜアニメのキャラクターは「ククク」と笑うのですか?
それは、キャラクターが何かを企んでいる、または不気味な自信を持っていることを視覚・聴覚的にわかりやすく伝えるための演出(お約束)だからです。
「ククク」と「くっくっくっ」に違いはありますか?
ほぼ同じですが、「くっくっくっ」と小さい「っ」が入る方が、息を詰まらせて必死に笑いをこらえている様子が強く伝わります。
出典の詳細
- 項目ID
- 2242000
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- じっとり (jittori)
- 次の項目
- ぼそり (bosori)