項目
へなへな
henahena
物が薄くて簡単に曲がってしまう様子や、驚きや安堵などで急に体の力が抜けてしまう様子を表します。
意味
短い意味
対象の硬さや抵抗力が失われている状態を描写します。物理的には、紙やプラスチックなどが薄くて簡単に曲がったり折れたりする様子を指します。また、人が精神的なショック、極度の疲労、あるいは過度の緊張が解けたことによって、急に体(特に足腰)の力が抜けてしまい、その場に崩れ落ちたり座り込んだりする様子を表すのにもよく使われます。
- 物が薄くて柔らかい
- 急に体の力が抜ける
意味の整理
物が柔らかい
物が本来の硬さを持たず、薄くて手で簡単に曲げられるような頼りない状態であること。
へなへななおもちゃ
体の力が抜ける
驚きや安心、あるいは極度の疲労によって、急に足腰の力が抜けて立っていられなくなること。
足がへなへなになる
使い方のメモ
使い方
へなへなになる
「張りがなくなる」「急に力が抜ける」という変化の過程や結果を表します。
へなへなと + 動詞
「座り込む」「崩れ落ちる」などの動詞を修飾し、力が抜けて抵抗できない様子を表す副詞として機能します。
へなへなな + 名詞
簡単に曲がってしまう薄い物を修飾する形容動詞として機能します。
使い方
よく使う表現
足がへなへなになる
足の力が抜けて立っていられなくなる
へなへなと座り込む
力が抜けてその場に座り込む
へなへなな紙
薄くて頼りない紙
へなへなと崩れ落ちる
力が抜けて倒れる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 無生物(紙やプラスチック) | neutral | 水に濡れてふやけたり、元から材質が薄くてすぐ曲がってしまったりする頼りなさを表します。 |
| 人の体 | neutral | ショックを受けたときや、逆に安心したときに、急に足の力が抜ける様子を表現します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
へろへろ へろへろ / similar | 極度に疲労して、体力が全く残っていない状態を強調したいとき。 | 「ヘロヘロ」は持続的な極度の疲労状態を表しますが、「へなへな」は急に力が抜けて体を支えられなくなる瞬間的な変化に焦点が当たります。 | 疲れてヘロヘロになる。 |
なよなよ なよなよ / similar | 人の態度や歩き方などが、弱々しく、しなをつくっていて頼りない様子を描写するとき。 | 「なよなよ」は人の性質や動作の弱々しさを表しますが、「へなへな」は物理的な物の薄さや、急に体の力が抜ける現象を表します。 | なよなよした態度。 |
使い方のメモ
よくある間違い
性能の低さや能力のなさを表す「弱い」と同じように使うこと。
エンジンの馬力が弱いことや、学生の学力が低いことには使えません。あくまで「薄くて曲がりやすい」「体の力が抜ける」という物理的な現象に限られます。
単純に「疲れた」という意味で使うこと。
疲労そのものよりも、疲労のせいで「足の力が抜けて立っていられない」という身体の状況を描写する言葉です。
例文
例文
知らせを聞いて、彼女はへなへなとその場に座り込んだ。
しらせを きいて、 かのじょは へなへなと そのばに すわりこんだ。
比喩的精神的なショックによって急に足の力が抜ける様子を表しています。
長距離を走った後、足がへなへなになった。
ちょうきょりを はしった あと、 あしが へなへなになった。
文字どおり肉体的な疲労によって筋肉が体を支えられなくなる様子を表しています。
水に濡れて、本がへなへなになってしまった。
みずに ぬれて、 ほんが へなへなになって しまった。
視覚的紙が水分を吸って本来の硬さを失い、曲がりやすくなった様子を表しています。
緊張が解けると、彼はへなへなと床に崩れ落ちた。
きんちょうが とけると、 かれは へなへなと ゆかに くずれおちた。
比喩的安心感から極度の緊張が一気に解け、体を支えられなくなる様子を表しています。
このおもちゃの剣はプラスチックが薄くて、すぐへなへなに曲がる。
この おもちゃの けんは プラスチックが うすくて、 すぐ へなへなに まがる。
視覚的本来はある程度の硬さがあるべき物が、薄くて簡単に曲がってしまう様子を表しています。
似ている語
質問
精神的に弱い性格の人を「へなへな」と言えますか?
言えません。性格の弱さは「気が弱い」などを使います。「へなへな」はあくまで身体的な力が急に抜ける様子を表します。
悪い状況でしか使いませんか?
いいえ。ひどく緊張する状況が終わって、安心した途端に「へなへなと座り込む」といった肯定的な状況(緊張からの解放)でも使われます。
柔らかい枕などを「へなへな」と言いますか?
クッション性のある心地よい柔らかさは「ふかふか」や「やわらかい」を使います。「へなへな」は「本来あるべき硬さがない」という頼りなさを意味します。
出典の詳細
- 項目ID
- 1011340
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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