項目
ごそっと
gosotto
まとまった量のものが、一度に取れたりなくなったりする様子を表します。
意味
短い意味
くっついているものが大量に抜け落ちたり、ある場所にあった大量のお金や人が一度になくなったりして、元の場所が急に少なくなる様子を表す副詞です。
- 大量に抜け落ちる様子
- 大量になくなる・持ち去られる様子
意味の整理
物理的に抜ける・取れる
髪の毛や歯、土など、まとまった量のものが一度に抜けたり取れたりするときに使います。
髪がごそっと抜ける
大量に減る・持ち去られる
お金、客、予算など、たくさんの数や量が一度に急に減ったり、奪われたりするときに使います。
お客がごそっと減った
使い方のメモ
使い方
ごそっと + 動詞
動詞の前に置いて、その動作が「まとまった大量の規模で一度に」起こったことを強調します。
使い方
よく使う表現
ごそっと抜ける
大量にまとめて抜ける(髪など)
ごそっと取れる
かたまりで一度に取れる
ごそっと持っていく
大量にまとめて持っていく
ごそっと減る
一気に大きく数が減る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 髪や歯が抜ける時 | マイナス / 驚き | 「大量に抜けてしまってショックだ」という驚きや悲しさを伴って使われることが多いです。 |
| お金や物が盗まれる時 | マイナス | ひどい被害に遭って、まとまった量が奪われたことを強調します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ごっそり ごっそり / similar | ほぼ同じ意味で使われますが、「ごっそり」は「そこにあったものが残らず全て」奪われたり取られたりしたという結果の「からっぽ感」を少し強く表すことがあります。 | どちらも似ていますが、「ごそっと」のほうが、大きなかたまりが物理的に取れる「動作の瞬間」に焦点が当たりやすいです。 | 財産をごっそり奪われた。 |
すっかり すっかり / similar | 「完全に〜する」という抽象的な状態や精神的な行動(すっかり忘れる、すっかり治るなど)に使います。 | 「ごそっと忘れる」とは言いません。「ごそっと」は必ず「物理的な量や数」が減るときに使います。 | 約束をすっかり忘れた。 |
使い方のメモ
よくある間違い
「完全に」という意味で、「ごそっと忘れました」と言ってしまうこと。
精神的なことには「すっかり」を使います。「ごそっと」は数や量が減る物理的な場面に限定されます。
小さいものが1つだけ落ちた時に「ごそっと落ちた」と言ってしまうこと。
必ず「大量のまとまり(かたまり)」に対して使います。
例文
例文
櫛を入れたら、髪がごそっと抜けた。
くしを いれたら、 かみが ごそっと ぬけた。
視覚的まとまった量の髪の毛が一度に抜けてしまう様子を表しています。
泥棒に宝石をごそっと盗まれた。
どろぼうに ほうせきを ごそっと ぬすまれた。
文字どおりまとまった量の宝石が一気に奪われた被害の大きさを強調しています。
新しい店ができて、うちの客がごそっと減った。
あたらしい みせが できて、 うちの きゃくが ごそっと へった。
比喩的目に見える物体ではありませんが、客の人数がまとまって大きく減った状況を表します。
スコップで土をごそっとすくう。
すこっぷで つちを ごそっと すくう。
視覚的土の大きなかたまりをスコップで一度に取り出す物理的な動きを表しています。
今年の予算がごそっと削られた。
ことしの よさんが ごそっと けずられた。
比喩的予算という金額の枠が、一度に大きく減らされたことを表す比喩的な表現です。
似ている語
質問
「ごそっと」と「ごっそり」はどう違いますか?
ほとんど同じように使えますが、「ごっそり」のほうが「根こそぎ、全部持って行かれた」というニュアンスが少し強くなります。
目に見えないもの(客の数や予算)にも使えますか?
はい、使えます。客の数や予算など、目に見えないものであっても「大きなまとまった量」としてイメージできるものであれば使うことができます。
フォーマルな場面で使ってもいいですか?
「ごそっと」は話し言葉でありカジュアルな表現なので、ビジネスの公式な文書などでは使わない方がよいでしょう。代わりに「大量に」や「大幅に」などを使います。
出典の詳細
- 項目ID
- 2795200
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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- とっくり (tokkuri)