項目
ガツン
gatsun
「ガツン」は、硬いもの同士が勢いよくぶつかる音や衝撃、または相手を厳しく叱ったり、味が強く印象に残ったりする様子を表す言葉です。
意味
短い意味
本来は、頭を強く打ったり、車が壁に衝突したりするような、硬いもの同士の強い物理的な衝撃を表します。そこから派生して、人の態度を改めさせるために厳しく叱ること(「ガツンと言う」)や、精神的に大きなショックを受けること、また料理の味やアルコールが強烈でパンチが効いていること(「ガツンとくる」)など、幅広い意味で日常的に使われます。
- 硬いもの同士が強くぶつかる物理的な衝撃
- 相手を厳しく叱責する様子
- 精神的な強いショック
- 味が強烈でパンチが効いている様子
意味の整理
物理的な衝突
硬いもの同士が勢いよくぶつかり、大きな音や衝撃が生じる様子を表します。
壁にガツンとぶつかる
厳しい叱責
相手の態度や行動を改めさせるために、遠慮せずに厳しく注意したり叱ったりする様子を表します。
後輩にガツンと言う
味や効果の強さ
食べ物の味(ニンニクやスパイスなど)やアルコールが強く、口に入れた瞬間に強烈なインパクトを与える様子を表します。
ガツンとくる味
使い方のメモ
使い方
ガツンと + 動詞
「ぶつかる」「打つ」「言う」などの動詞を修飾し、その動作が非常に強い衝撃や勢いを持っていることを示します。
ガツンとくる
味やアルコール、あるいは精神的なショックなどが、自分に対して強烈なインパクトを与えることを表す決まり文句です。
使い方
よく使う表現
ガツンとぶつかる
強い勢いで衝突する
ガツンと言ってやる
遠慮せずに厳しく叱る、説教する
ガツンとくる
パンチが効いている、強い衝撃を受ける
ガツンと一発
強い一撃、厳しい一言
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 物理的な衝突 | 中立・ネガティブ | 不注意による事故など、痛みを伴う硬い衝突を表します。 |
| 叱責・注意 | ポジティブ・中立 | 相手を思って目を覚まさせるための、愛の鞭のような厳しい注意というニュアンスが含まれます。 |
| 味覚 | ポジティブ | 食べ物や飲み物の広告で、濃厚でパンチの効いた満足感のある味をアピールする時によく使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
こつん こつん / similar | 硬いものに軽く触れたり、軽く叩いたりする程度の、痛みやダメージがない状況で使います。 | 「コツン」は軽く可愛らしい響きですが、「ガツン」は痛みを伴うほどの強い衝撃を表します。 | ドアをコツンと叩く |
どん どん / similar | 重いものが落ちた時や、大きく響くような衝突音を表す時に使います。 | 「どん」は重さや響きを強調しますが、「ガツン」は硬いものの鋭い衝突の強さを強調します。 | どんと壁にぶつかる |
使い方のメモ
よくある間違い
布団やクッションなどの柔らかいものが落ちる様子に「ガツン」を使うこと。
「ガツン」は硬いもの同士の衝突に限られます。柔らかいものや重いものが落ちる場合は「ドスン」や「バサッ」などが適しています。
「ガツン」は物理的な暴力にしか使えないと思い込むこと。
「ガツンと言う(言葉で厳しく注意する)」「ニンニクがガツンと効いている(味が強い)」など、暴力以外の比喩表現でよく使われます。
例文
例文
よそ見をしていて、電柱にガツンとぶつかった。
よそみをしていいて、でんちゅうにガツンとぶつかった。
文字どおり硬い物体に対する強い物理的な衝突を表しています。
机の下から出ようとした時、頭をガツンと打ってしまった。
つくえのしたからでようとしたとき、あたまをガツンとうってしまった。
文字どおり体が硬いものにぶつかり、突然の痛みを伴う一般的な状況です。
何度も同じミスをする後輩に、今日はガツンと言ってやった。
なんどもおなじミスをするこうはいに、きょうはガツンといってやった。
比喩的人を非常に厳しく叱責する行為に対する比喩的な用法です。
その事実は、私の頭をガツンと殴られたような衝撃だった。
そのじじつは、わたしのあたまをガツンとなぐられたようなしょうげきだった。
比喩的非常に大きな精神的・心理的ショックを受けたことを表しています。
このラーメンはニンニクがガツンと効いていて美味しい。
このラーメンはニンニクがガツンときいていておいしい。
比喩的強烈でインパクトのある味を褒める際、食べ物のレビューなどで非常に頻繁に使われます。
似ている語
コツン
kotsun
ガツンとは対照的な、軽くて痛みのない接触音です。
質問
爆発音に「ガツン」は使えますか?
あまり使いません。「ガツン」は硬い面同士の衝突に焦点が当たっています。爆発なら「ドカン」や「どん」の方が自然です。
「ガツンとくる」は褒め言葉ですか?
はい、食べ物や芸術作品に対して使う場合は、「パンチが効いていて満足感がある」「強い感銘を受けた」というポジティブな意味になることが多いです。
「ガツン」と「ゴツン」はどう違いますか?
どちらも硬いものの衝突音ですが、「ゴツン」は「頭を殴られる」「石がぶつかる」など物理的な衝突に限定されやすいのに対し、「ガツン」は味や叱責など幅広い比喩にも使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2002910
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- ガシャン (gashan)
- 次の項目
- ドスン (dosun)