項目
がたん
gatan
重いものが落ちたりぶつかったりして出す音、または状態が急激に悪くなることを表す言葉。
意味
短い意味
「がたん」は、重い物体が落下したり、何かにぶつかったりしたときに発する重く鈍い音や、機械や乗り物の急な揺れを表します。また、成績や売り上げなどが急激に下がる様子(ガタンと落ちる)を比喩的に表現する際にもよく使われます。
- 重い物体がぶつかる音
- 機械の急な揺れ
- 業績などの急落
意味の整理
衝撃や揺れ
重いものが落ちたりぶつかったりする音、または機械などの急な揺れ。
ロボットがガタンと止まる。
状態の急落
成績や業績、健康状態などが急激に悪くなる様子。
成績がガタンと落ちた。
使い方のメモ
使い方
ガタンと + 動詞
強い衝撃を伴って落ちる、止まる、揺れるなどの動作が起こること、または急激に低下することを表します。
ガタンという + 名詞
名詞を修飾し、「ガタンという鈍い音」のように、発生した音そのものを表す際に使います。
ガタンガタンと + 動詞
電車が走る音のように、重い衝撃や揺れが連続して何度も起こる様子を表します。
使い方
よく使う表現
ガタンと落ちる
大きな音を立てて落ちる/急激に低下する
ガタンと揺れる
大きな衝撃を伴って揺れる
ガタンという音
重いものがぶつかる鈍い音
ガタンと止まる
急な衝撃とともに止まる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 物理的な衝撃や機械の揺れ | 中立 | 重い段ボールを落とした時や、乗り物が急に揺れた時によく使われます。 |
| 急激な低下 | ネガティブ | 成績やモチベーションなどが、突然かつ大きく崩れる様子を強調します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ばたん ばたん / similar | ドアなど、平らなものが強く閉まる音や倒れる音に使われます。 | 「バタン」は平らな面が当たる音ですが、「がたん」は機械の揺れや、より重く鈍い衝撃に焦点が当たります。 | ドアがバタンと閉まる。 |
がしゃん がしゃん / similar | ガラスが割れたり、金属が激しくぶつかったりして壊れる音に使われます。 | 「ガシャン」には金属やガラスが砕けるニュアンスがありますが、「がたん」は砕けるのではなく重い鈍い衝撃を表します。 | コップがガシャンと割れる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
ガラスの窓が粉々に割れる音を「がたん」と表現すること。
「がたん」は重く鈍い衝撃音です。ガラスが割れる音には「ガシャン」や「ガチャン」を使います。
風でドアが勢いよく閉まる音を「がたん」と表現すること。
ドアのような平らなものが閉まる音は「バタン」の方が自然です。
例文
例文
地震で棚の本がガタンと落ちた。
じしんでたなのほんがガタンとおちた。
文字どおり重い本がまとまって落下したときの鈍い衝撃音を表しています。
電車がガタンと揺れて止まった。
でんしゃがガタンとゆれてとまった。
文字どおり電車が急停止したときの機械的な強い揺れを表しています。
機械からガタンという鈍い音がした。
きかいからガタンというにぶいおとがした。
文字どおり機械から発せられる鈍く重い音の描写で、歯車がずれたり故障したりする様子を連想させます。
今月は店の売り上げがガタンと減った。
こんげつはみせのうりあげがガタンとへった。
比喩的数値(ここでは売り上げ)が突然大きく低下したことを比喩的に表現しています。
体調を崩して、成績がガタンと落ちた。
たいちょうをくずして、せいせきがガタンとおちた。
比喩的成績という抽象的な成果が、短期間で一気に下がってしまった状況を表しています。
似ている語
質問
自分がつまずいて転んだときに「がたん」を使えますか?
重い音を立てて何かに強くぶつかった場合には使えますが、人が転ぶ音としては「ばたん」や「どたん」のほうが自然です。
「がたん」と「がたんがたん」はどう違いますか?
「がたん」は一回の強い揺れや衝撃音です。「がたんがたん」は電車が走る音のように、その揺れや衝撃が連続している状態を表します。
「ガタンと落ちる」は物理的な物にしか使えませんか?
いいえ、成績、売り上げ、モチベーションなどが急激に下がるという抽象的な意味でも非常によく使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2101860
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- ガタゴト (gatagoto)