項目
ドタン
dotan
重いものや人が床にぶつかる、鈍くて急な衝撃音を表す言葉。
意味
短い意味
重いものが床などに落下したり、人が勢いよく倒れ込んだりした際に生じる、重く鈍い衝撃音を表すオノマトペ。物が持つ重みや、倒れ方が急で無防備であることが強調される表現です。
- 重い物体が落下した時の音
- 人が激しく倒れる時の音
意味の整理
重い物の落下
重量のある物体が床や地面に落ち、強い衝撃を与えた際に出る音。
荷物がドタンと落ちる
人が倒れる・倒れ込む
人が急に気絶して倒れたり、疲れ切って荒々しく身を横たえたりする際の激しい音。
ベッドにドタンと倒れる
使い方のメモ
使い方
ドタンと + 動詞
動詞の前に置き、その動作(落ちる、倒れるなど)が重々しい音を伴って起きたことを表します。
ドタンという + 名詞
名詞の前に置き、「ドタン」と響くような音そのものを修飾します(例:ドタンという音)。
ドタンと + 置く・倒れる
使い方
よく使う表現
ドタンと倒れる
重々しい音を立てて倒れる
ドタンと落ちる
強い衝撃音を伴って落下する
ドタンという音
重いものがぶつかる衝突音
床にドタンと
床に向かって重い音を立てて
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 疲れてベッドに倒れ込む時 | 中立 | 体を支える気力がなく、無防備に全体重を預けてしまうほどの疲労感を伴います。 |
| 手を滑らせて重い荷物を落とした時 | 中立 | 落とした物の重量感や、予期せぬ強い衝撃を強調します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ばたん ばたん / similar | ドアを強く閉めたり、板状のものが倒れたりする際の激しい音。 | 「バタン」は面がぶつかる音やドアを閉める音として使われますが、「ドタン」はより重量のあるものの落下や人が倒れる際に使われます。 | ドアがバタンと閉まる |
どしん どしん / similar | 地響きがするような非常に重く深い衝撃音や、巨人の足音など。 | 「ドタン」は比較的単発で鈍い落下音であるのに対し、「ドシン」は周囲の地面に振動が伝わるほどの強い衝撃を表します。 | ドシンと響く |
使い方のメモ
よくある間違い
ペンや硬貨などの軽いものが落ちた時に「ドタン」を使うこと。
「ドタン」は非常に重いものに対してのみ使います。軽いものには「カラン」や「チャリン」などが適しています。
ドアを閉める音として「ドタン」を使うこと。
ドアや窓を激しく閉める音には「バタン」を使います。
例文
例文
疲れてベッドにドタンと倒れ込んだ。
つかれてベッドにドタンとたおれこんだ。
文字どおり疲労のため、体の力を抜いて全体重を任せて勢いよく倒れ込む様子を表します。
本棚から重い辞書がドタンと落ちた。
ほんだなからおもいじしょがドタンとおちた。
文字どおり落ちたものが非常に重く、硬いものであることを強調しています。
上の階からドタンという音が聞こえた。
うえのかいからドタンというおとがきこえた。
文字どおり物や人が落ちた時に発生する衝撃音そのものを表現しています。
彼はバランスを崩して、床にドタンと尻もちをついた。
かれはバランスをくずして、ゆかにドタンとしりもちをついた。
視覚的体を支えきれず、勢いよく腰から床に落ちてしまった痛々しい様子を伝えます。
怒ったように大きな荷物をドタンと置いた。
おこったようにおおきなにもつをドタンとおいた。
比喩的乱暴に物を置いて重い音を立てることで、わざと怒りや不満を態度で示している様子です。
似ている語
質問
足音に「ドタン」は使えますか?
重い足音には「ドスンドスン」や「ドシン」を使うのが普通です。「ドタン」は通常、一度きりの落下や転倒の音に用いられます。
ひらがなとカタカナのどちらで書くべきですか?
オノマトペとしての音の響きを視覚的に強調するため、カタカナの「ドタン」で書くことのほうがはるかに一般的です。
この言葉にネガティブな意味はありますか?
単なる音の描写なので言葉自体は中立ですが、不注意でものを落としてしまった状況では、乱暴さや粗忽さを示すことがあります。
出典の詳細
- 項目ID
- 1088270
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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