項目
どっしり
dosshiri
「どっしり」は、物が重くて大きくて安定している様子や、人が落ち着いていて威厳がある態度を表す言葉です。
意味
短い意味
重くて体積が大きく、容易には動かないような建物や家具などの物理的な安定感を表すときに使われます。また、人の態度や性格について言う場合は、小さなことに動じず、落ち着いていて頼りがいのある様子(威厳)を表します。さらに、体が大きくて重みのある立派な体格を表すこともあります。
- 物が重く安定している
- 態度が落ち着いて威厳がある
- 体が大きくて重みがある
意味の整理
物理的な重さと安定感
物が大きく、重く、簡単に動いたり倒れたりしない安定した状態を表します。
どっしりした家具
態度や威厳
困難な状況でも慌てず、落ち着いていて威厳がある態度を表します。
どっしり構える
体格
人の体が大きく、重みがあり、がっちりとして強そうな様子を表します。
どっしりとした体格
使い方のメモ
使い方
どっしりした + 名詞
どっしりとした + 名詞
後ろの名詞が、大きくて重く、安定感がある状態であることを説明します。
どっしりと + 動詞
動詞の動作が、落ち着いていて重みがある様子で行われることを表します。
どっしり + 動詞
使い方
よく使う表現
どっしりした建物
重厚で安定感のある建物
どっしりとした体格
大きくて体重があり、頑丈そうな体つき
どっしりと構える
慌てずに落ち着いた態度をとる
どっしり座る
重みをかけて安定して座る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 建物や家具 | 中立 | 大きくて重く、簡単には動かせないほどの安定感があることを示します。 |
| 態度や精神 | ポジティブ | プレッシャーやトラブルの前でも慌てない、精神的な落ち着きや威厳を評価するときに使います。 |
| 体格 | 中立 | 体重があり、立派で力強さを感じさせる体つきを表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
がっちり がっちり / similar | 隙間なくしっかりと組み合わさっていることや、骨組みが丈夫なことを表すときに使います。 | 「がっちり」は構造の頑丈さや密着度を表しますが、「どっしり」は全体の質量(重さと大きさ)からくる揺るぎない安定感を表します。 | がっちりした体格 |
でっぷり でっぷり / similar | お腹が前に突き出しているなど、太って肉付きが良い様子を表すときに使います。 | 「でっぷり」は単に肥満している様子に焦点が当たりますが、「どっしり」は重みと威圧感があり、必ずしもただ太っているだけとは限りません。 | でっぷり太ったお腹 |
ずっしり ずっしり / similar | 物を持ち上げたときに、予想以上の重さや中身の詰まり具合を感覚として感じるときに使います。 | 「ずっしり」は物理的に手に感じる重さに焦点を当てますが、「どっしり」は見た目のボリューム感と存在感(安定性)を伴います。 | ずっしりと重い箱 |
使い方のメモ
よくある間違い
小さくて重いものに「どっしり」を使うこと。
「どっしり」は大きくて重いものに使います。小さくても重みを感じる場合には適しません。
「頑固で融通が利かない」という悪い意味で人の性格を描写すること。
「どっしり構える」のように人の態度に使う場合、通常は「落ち着いていて頼りになる」という良い意味になります。
例文
例文
あの古いお寺はどっしりとした構えをしている。
あのふるいおてらはどっしりとしたかまえをしている。
視覚的建物の大きさと安定感を表しています。
彼はどんなトラブルが起きても、どっしり構えている。
かれはどんなトラブルがおきても、どっしりかまえている。
比喩的精神的に動揺せず、落ち着いている様子を表しています。
部屋の真ん中にどっしりした革のソファが置いてある。
へやのまんなかにどっしりしたかわのソファがおいてある。
視覚的家具の大きさと重厚感を表しています。
王様は玉座にどっしりと座っていた。
おうさまはぎょくざにどっしりとすわっていた。
視覚的体重を預けて安定して座る様子と、王様の威厳を同時に表しています。
相撲取りのような、どっしりとした体格の男が立っていた。
すもうとりのような、どっしりとしたたいかくのおとこがたっていた。
視覚的体重があり、横幅もあって頑丈そうな体つきを表しています。
似ている語
でっぷり
deppuri
「でっぷり」は、肉付きが良く、特にお腹が出ていて太っている様子を表す言葉です。 単に太っている(特にお腹が出ている)ことを表し、「どっしり」が持つ威厳のニュアンスはありません。
どっかり
dokkari
重い物や人が、体重をかけて一気に座ったり置かれたりする様子。
がっちり
gacchiri
「がっちり」は、体や建物が丈夫で頑丈な様子や、隙間なく強く握り合う様子、またお金に関して抜け目がない性格を表す言葉です。 重さそのものよりも、骨組みや構造が頑丈で隙間がないことに焦点を当てます。
ずっしり
zusshiri
ずっしり は、物体が本当に重く感じる様子や、感情、考えなどが重々しく奥深い様子を表す言葉です。 手に持ったときに感じる密度の高い重さに焦点を当て、見た目の大きさは必須ではありません。
質問
気分が落ち込んでいるときに「心がどっしりする」と言えますか?
言えません。「どっしり」は物理的な重さや頼りがいのある態度を表すため、気が重いことには使えません。その場合は「どんより」や「重い」を使います。
「どっしり」と「ずっしり」の違いは何ですか?
「どっしり」は外見の大きさと安定感を伴う重さに使います。「ずっしり」は、手に持ったときに感じる密度の高い重さに対して使います。
人の体について「どっしり」と言うのは失礼ですか?
文脈によります。相撲取りやラグビー選手などのがっちりした体格を褒める場合には良い意味になりますが、一般の人に対して使うと「太っている」と受け取られる可能性があるため注意が必要です。
出典の詳細
- 項目ID
- 1632270
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
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- 日本語
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