項目
どんより
donyori
空に厚い雲がかかって暗い様子や、目や気分が沈んで活気がない、重苦しい状態を表す言葉。
意味
短い意味
光や活気が失われ、全体的に重く暗い状態を表します。雨が降りそうな分厚い雲に覆われた空の様子に使われるのが代表的ですが、疲労などで生気を失った濁った目つきや、部屋に立ち込める重苦しい雰囲気、気分が深く沈んでいる状態などにも幅広く使われます。
- 厚い雲に覆われた空
- 生気のない濁った目
- 重苦しい雰囲気や気分
意味の整理
天候・空
厚い雲がかかって暗く、今にも雨が降りそうな様子。
空がどんよりと曇る。
目つき
疲労や病気などで、目に光がなく生気を失っている様子。
どんよりした目つき。
雰囲気・気分
気持ちが沈んでいたり、その場に重苦しい空気が流れている様子。
どんよりした空気。
使い方のメモ
使い方
どんよりする
動詞として、天候が曇ったり、気分が暗く沈んだりする状態を表す。
どんよりした + noun
「天気」「目」「空気」などの名詞を修飾し、重苦しい状態を説明する。
どんよりと + verb
副詞として、「曇る」「沈む」などの動詞を修飾する。
使い方
よく使う表現
どんよりした空
分厚い雲に覆われた空
空がどんよりする
空が重苦しく曇る
どんよりした目
生気のない濁った目
どんよりした空気
重苦しい雰囲気
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 天候 | Negative | 厚い雲が空を覆い、雨が降りそうな鬱屈とした印象を与えます。 |
| 目・表情 | Negative | 極度の疲労や病気、絶望などによって活力を失った状態を表します。 |
| 雰囲気 | Negative | その場にいるのが辛くなるような、緊張感や沈滞した空気を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぼんやり ぼんやり / similar | 意識が集中していない時や、形がはっきりしない時に使う。 | 「ぼんやり」は焦点が合っていない状態、「どんより」は暗く沈んで活気がない状態。 | ぼんやりと外を見る。 |
もやもや もやもや / similar | 心に悩みや不満があって、すっきりしない時に使う。 | 「もやもや」は晴れない迷いや不満、「どんより」は重苦しく暗い気分。 | 悩みでもやもやする。 |
すっきり すっきり / opposite | 雲や悩みがなくなり、爽快な気分の時に使う。 | 「どんより」の反対で、重苦しさや濁りが全くない状態を表す。 | 空がすっきり晴れる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
夜の暗い部屋に対して「どんよりしている」と表現してしまうこと。
雲や空気、気分の重苦しさに使う言葉です。単なる光の不足には「暗い」や「真っ暗」を使います。
「ぼんやり」の代わりに使ってしまうこと(例:どんよりとテレビを見る)。
注意が向いていない状態には「ぼんやり」を使います。「どんよりした目」は光を失い生気がない様子を表します。
例文
例文
空がどんよりと曇っていて、今にも雨が降りそうだ。
そらが どんよりと くもっていて、いまにも あめが ふりそうだ。
視覚的雨が降る直前の厚く重い雲を強調しています。
どんよりした天気の日は、外に出たくない。
どんよりした てんきの ひは、そとに でたくない。
視覚的悪天候による気分の落ち込みを表しています。
彼は寝不足でどんよりした目をしている。
かれは ねぶそくで どんよりした めを している。
視覚的疲労により目に生気がない状態を表しています。
失敗して、気分がどんよりと沈んだ。
しっぱいして、きぶんが どんよりと しずんだ。
比喩的気分が重く暗く沈み込んでいる状態の比喩です。
部屋の中にどんよりした空気が流れている。
へやの なかに どんよりした くうきが ながれている。
比喩的部屋の空気が重苦しく、居心地が悪い状態を表しています。
似ている語
もやもや
moyamoya
霧や煙で前がよく見えない状態や、心の中に悩みや不満があって気持ちが晴れない状態を表します。 「もやもや」は迷いや不満による心の濁りを表し、「どんより」はより深く沈み込んだ重苦しい暗さを表します。
くさくさ
kusakusa
嫌なことがあったり、思い通りにいかなかったりして、気分が沈んで晴れない様子。
ぼんやり
bonyari
物事の形や記憶が明確でない様子や、注意が向かず心が集中していない状態を表す言葉です。 どちらも目つきに使われますが、「ぼんやり」は集中していない状態、「どんより」は生気を失った状態を表します。
すっきり
sukkiri
余計なものや悩みがなくなって、気持ちよく整った状態のこと。 どんよりの対義語。雲や悩みが一切なく、晴れ渡った状態を表します。
質問
夜の暗い部屋を「どんよりしている」と言ってもいいですか?
いいえ、単に光がない場合は「暗い」と言います。「どんより」は、厚い雲や重苦しい雰囲気を表すため、真っ暗な部屋には使いません。
「どんより」と「ぼんやり」の違いは何ですか?
「どんより」は暗く重苦しい様子(厚い雲や濁った目)を表し、「ぼんやり」は焦点が合っていない、集中していない様子を表します。
「どんより」はいつも悪い意味で使われますか?
はい、活気や明るさが失われた状態を指すため、ほとんどの場合ネガティブな意味で使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2009280
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
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