項目
にゅっと
nyutto
隙間や物陰から、何かが滑らかかつ突然に突き出たり、現れたりする様子を表します。
意味
短い意味
「にゅっと」は、手や顔、あるいは長い物体が、細い隙間や物陰から予期せず突き出してくる様子を表す言葉です。突然の出来事でありながらも、一瞬で現れるのではなく、滑らかに伸びたり滑り出たりする連続的な動きを伴うため、少し不気味に感じられたり、ハッとさせられたりするニュアンスを持ちます。
- 体の一部が突き出る
- お化けなどが不意に現れる
意味の整理
顔や手が突き出る
ドアの隙間や物陰から、急に顔や手が伸びてくる様子を表します。
ドアから顔がにゅっと出る
不気味な出現
お化けや影、謎の物体などが、音もなく不意に現れる様子を表します。
お化けがにゅっと現れる
使い方のメモ
使い方
にゅっと出る
出現や動きを表す動詞を修飾し、滑らかかつ不意に突き出てくる様子を示します。
にゅっと顔を出す
隙間から人が顔をのぞかせる時に特によく使われる組み合わせです。
使い方
よく使う表現
にゅっと顔を出す
突然顔をのぞかせる
にゅっと手が出る
不意に手が伸びてくる
にゅっと現れる
予期せず滑らかに姿を見せる
にゅっと突き出す
突然前に押し出す
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| ドアから顔を出す時 | neutral | 首がスッと伸びて不意に顔が現れる動きを強調します。 |
| 暗闇で奇妙な形が現れる時 | negative | 不自然に突き出てくることで、不気味な印象を与えます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぬっと ぬっと / nearby | 大きな影や巨人など、より大きくて重圧感のあるものが不気味に現れる時に使います。 | 「にゅっと」の方が、やや細長いものが滑り出てくる動きそのものに焦点が当たります。 | 暗闇からぬっと現れる |
ぱっと ぱっと / contrast | 一瞬で電気がついたり、人が素早く動いたりするなど、瞬間的でキレのある出現に使います。 | 「にゅっと」は滑り出るような連続的な動きを含んでおり、瞬間的ではありません。 | 明かりがパッとつく |
使い方のメモ
よくある間違い
何もない空間から魔法のように一瞬で物体が出現する様子に使うこと。
「にゅっと」は、必ず隙間や物陰といった発生源から滑り出てくる物理的な動きを伴います。
風船が割れるような、鋭くキレのある動作に使うこと。
突然であっても、伸びるような滑らかな動きを含んでいるため、鋭い破裂音などには使いません。
例文
例文
ドアの隙間から、猫がにゅっと顔を出した。
どあのすきまから、ねこがにゅっとかおをだした。
視覚的狭い隙間から滑らかに顔が出てくる様子を表しています。
暗闇の中から、白い手がにゅっと伸びてきた。
くらやみのなかから、しろいてがにゅっとのびてきた。
視覚的暗がりから滑らかに手が伸びてくる不気味な様子を表しています。
土の中からタケノコがにゅっと顔を出している。
つちのなかからたけのこがにゅっとかおをだしている。
視覚的地面から突き出すように姿を現す様子を表しています。
突然、水面から巨大な魚がにゅっと姿を現した。
とつぜん、すいめんからきょだいなさかながにゅっとすがたをあらわした。
視覚的大きなものが水から音もなく滑らかに突き出してくる様子を表します。
彼はポケットからにゅっと指を突き出した。
かれはぽけっとからにゅっとゆびをつきだした。
視覚的ポケットという狭い場所から急に物が突き出される様子です。
似ている語
質問
人が勢いよく部屋に駆け込んでくる時に「にゅっと」は使えますか?
いいえ、使えません。走り込んでくるような素早い動作には「ばっと」や「どっと」を使います。「にゅっと」は隙間から突き出る時に使います。
「にゅっと」と「ぬっと」の違いは何ですか?
「ぬっと」の方が対象が大きく、重圧感や威圧感があります。「にゅっと」は細長いものが滑り出るような動きを強調します。
「にゅっと」は音を表す言葉ですか?
いいえ、音ではなく、物の動きや現れ方を視覚的に表す擬態語です。
出典の詳細
- 項目ID
- 2869232
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- のっと (notto)