項目
きしり
kishiri
硬い物がこすれ合って、一度だけ短く、少し高く鳴る摩擦音です。
意味
短い意味
木の床やドアの蝶番などが、摩擦によって一度だけ軽く鳴る音を表す擬音語です。床板を踏んだとき、古いドアを開けたとき、鍵を回したときなどに使います。「り」で終わる形なので、音は続きません。
- 木材の短い摩擦音
- 蝶番などの一瞬の軋み
意味の整理
木材の軋み
床板や木の構造に力が一度加わって、軽く短く鳴る音に使います。
床がきしりと鳴る。
蝶番の軋み
油の切れたドアや窓、家具の金具が動いて、一瞬だけ高く鳴る音に使います。
ドアがきしりと開く。
使い方のメモ
使い方
きしりと + 動詞
助詞の「と」を付けて、「鳴る」「開く」などの動詞を修飾し、一度だけの短い軋み音を示します。
きしりと鳴る
何かが一回だけ軋む音を出した、と直接述べるときの言い方です。
きしりと開く
ドアや窓が動くときに、一瞬だけ摩擦音がすることを表します。
使い方
よく使う表現
きしりと鳴る
一度だけ軋む
きしりと音を立てる
短い軋み音を出す
きしりと開く
軋みながら開く
きしりと軋む
一度だけ軽く軋む
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 床板を踏む | 中立 | 静かな場所で、一歩ごとに一度だけ板が鳴ってしまった様子を表します。 |
| 古いドアを開ける | 中立 | 蝶番が少し硬く、油が足りないことを、一瞬の音で示します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
きしきし きしきし / similar | 軽い軋み音が何度も続く場合に使います。木の廊下を歩くときなどです。 | きしりは一度きりの短い音です。きしきしは同じ軽い音が繰り返されるときに使います。 | 床がきしきし鳴る。 |
ぎしぎし ぎしぎし / contrast | より重い力がかかって、粗く低い軋み音が続く場合に使います。 | きしりは軽くて一度だけの音です。ギシギシは重く、繰り返し聞こえる音です。 | 床がギシギシ鳴る。 |
使い方のメモ
よくある間違い
人が廊下を歩くたびに鳴る連続した音に使うこと。
きしりは一度だけの短い音です。繰り返しの軽い音にはきしきしを使います。
歯ぎしりの音に使うこと。
きしりは木や蝶番など、物の摩擦音です。歯が擦れる音にはぎりぎりを使います。
例文
例文
床板が一枚だけ、きしりと鳴った。
ゆかいたがいちまいだけ、きしりとなった。
文字どおり木の床が踏まれて一瞬鳴ったことを示します。
重い木箱を動かすと、床がきしりと音を立てた。
おもいきばこをうごかすと、ゆかがきしりとおとをたてた。
文字どおり重みによって床板が一度だけ摩擦音を出した様子です。
古いドアがきしりと開いて、誰かが入ってきた。
ふるいドアがきしりとひらいて、だれかがはいってきた。
文字どおり油の切れた古いドアの蝶番が鳴る音を描写しています。
椅子に座り直すと、金具がきしりと鳴った。
いすにすわりなおすと、かなぐがきしりとなった。
文字どおり座り直した際の荷重移動で金具が摩擦音を立てた様子です。
鍵を回すと、錠前がきしりと軋んだ。
かぎをまわすと、じょうまえがきしりときしんだ。
文字どおり古い鍵の内部が摩擦で一瞬鳴った音を表します。
似ている語
質問
歯ぎしりに「きしり」を使えますか?
いいえ。この言葉は木や金属など、物がこすれて出す音に使います。歯の音なら、ぎりぎりが向きます。
「きしり」と「きしきし」はどう違いますか?
どちらも軋み音です。きしりは一度だけの短い音、きしきしは軽い音が何度も続くときに使います。
うるさい音ですか?
ふつうは違います。静かな場所で少し目立つ、軽い摩擦音です。部屋いっぱいに響く音ではありません。
出典の詳細
- 項目ID
- 2453820
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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