項目
ほんのり
honnori
「ほんのり」とは、味や香り、色や光などが、かすかに感じられる様子を表す言葉です。
意味
短い意味
「ほんのり」は、感覚的に「わずかであること」「かすかであること」を表す副詞です。主に味(特に甘み)、香り、色(特に赤やピンク)、光などに対して使われます。強すぎず、穏やかで心地よい印象を与える表現です。
- 味・香り(かすかに甘い、香る)
- 視覚・色(うっすらと赤い、明るい)
意味の整理
味覚・嗅覚
味(特に甘み)や香りが、かすかに優しく感じられる様子。
ほんのり甘い
視覚・色と光
色(特に頬の赤みなど)や光が、うっすらと柔らかく見える様子。
頬がほんのり赤くなる
使い方のメモ
使い方
ほんのり + 形容詞
形容詞の前に置いて、その状態がかすかであることを表します。(例:ほんのり甘い)
ほんのり(と) + 動詞
動詞とともに使い、静かに、またはうっすらとその状態に変化することを表します。(例:ほんのりと染まる)
ほんのりする
「〜する」をつけて、気分や雰囲気が穏やかで温かくなる様子を表すことがあります。
使い方
よく使う表現
ほんのり甘い
甘さがかすかで上品なこと
ほんのり香る
かすかに良い匂いがすること
ほんのり赤い
うっすらと赤みがかっていること
ほんのりピンク色
淡いピンク色であること
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 食べ物の描写(甘さなど) | positive | 甘すぎず、上品で美味しいことを表すため、食の表現で非常に頻繁に使われます。 |
| 香り | positive | 強烈な香水ではなく、風に乗ってふわりと香るような繊細な匂いを表します。 |
| 顔色・メイク | neutral | 照れて頬が少し赤くなる様子や、自然な血色感(チークなど)を表すのによく使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ちょっぴり ちょっぴり / contrast | 量や程度、感情が「少しだけ」であることをカジュアルに表すときに使います。 | 「ほんのり」は味や色などの感覚的な「かすかさ」に限定されますが、「ちょっぴり」は様々な物事の「量・程度」に使えます。 | ちょっぴり悲しい |
ぼんやり ぼんやり / contrast | 視界がはっきりしないときや、意識が集中していないときに使います。 | 「ぼんやり」は輪郭や意識が「不明瞭であること」に焦点を当てますが、「ほんのり」は色や味が「うっすら存在すること」に焦点を当てます。 | ぼんやり見える |
ぽっと ぽっと / similar | 急に頬が赤くなるときや、小さな火や光が急に灯るときに使います。 | 「ぽっと」は「急に変化する」という瞬間的なニュアンスがありますが、「ほんのり」は穏やかに存在している状態を表します。 | 頬がぽっと赤らむ |
使い方のメモ
よくある間違い
「ほんのりお金がある」「ほんのり時間がかかる」など、量や時間に対して使ってしまうこと。
「ほんのり」は量や時間には使いません。この場合は「少し(sukoshi)」や「少々(shoushou)」を使います。
「ほんのり臭い(くさい)」など、不快なものに使ってしまうこと。
「ほんのり」は心地よいものに使われる傾向があります。かすかな悪臭には「微かに(kasuka ni)」などを使います。
例文
例文
この和菓子はほんのり甘くて、とても美味しいです。
この わがし は ほんのり あまくて、 とても おいしい です。
文字どおりくどくない、上品な甘さを表しています。
風に乗って、桜の香りがほんのりと漂ってきた。
かぜ に のって、 さくら の かおり が ほんのり と ただよってきた。
文字どおり強すぎない、かすかで良い匂いが漂う様子を表しています。
夕焼けで、空がほんのり赤く染まった。
ゆうやけ で、 そら が ほんのり あかく そまった。
視覚的空の色がうっすらと色づく様子を表す視覚的な表現です。
先生に褒められて、彼女の頬がほんのりピンク色になった。
せんせい に ほめられて、 かのじょ の ほほ が ほんのり ピンクいろ に なった。
視覚的照れて頬がうっすらと赤らむ様子を表す定番の表現です。
小さなランプの光で、部屋がほんのり明るい。
ちいさな ランプ の ひかり で、 へや が ほんのり あかるい。
視覚的強すぎない、薄暗くも温かみのある光の様子を表しています。
似ている語
ぽっと
potto
頬が「急に」赤らむ様子を表す点で似ていますが、瞬間的な変化を強調します。
質問
「ほんのり」と「少し」の違いは何ですか?
「少し」は量や程度を表す一般的な言葉ですが、「ほんのり」は味、匂い、色合いなどが感覚的に「かすかであること」「柔らかいこと」を表す専用の言葉です。
悪い意味(ネガティブなこと)に「ほんのり」は使えますか?
基本的には使いません。例えば「ほんのり痛い」とは言わず、「少し痛い」や「微かに痛い」と言うのが自然です。
「ほんのり」は音に対しても使えますか?
音に対してはほとんど使われません。かすかな音を表す場合は「微かに聞こえる」や「小さく聞こえる」と言う方が自然です。
出典の詳細
- 項目ID
- 1011750
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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