項目
へたへた
hetaheta
疲労や強い感情によって急に体(特に足)の力が抜け、その場に崩れるように座り込む様子を表します。
意味
短い意味
単なる転倒や落下ではなく、立っているためのエネルギーが完全に尽きてしまい、体重を支えきれずにへたり込む状態を描写します。肉体的な疲労のほか、極度の緊張から解放されて安心したときや、絶望したときなどにも使われます。
- 肉体的な疲労による脱力
- 感情的な動揺や安心による脱力
意味の整理
肉体的な疲労
激しい運動や長時間の労働などで体力が限界に達し、力が入らなくなる様子。
疲れ果ててへたへたと座り込む。
感情による脱力
極度の恐怖、絶望、または強い緊張からの解放(安心)によって、足の力が抜ける様子。
恐怖で膝がへたへたになる。
使い方のメモ
使い方
へたへたと + 動詞
「座り込む」「崩れ落ちる」などの動詞を修飾し、力が抜ける様子を詳しく描写します。
へたへたに + なる
足などの力がすっかり抜けてしまう状態そのものを表します。
使い方
よく使う表現
へたへたと座り込む
力が抜けて座り込む
へたへたになる
すっかり力が抜ける
へたへたと崩れ落ちる
力が抜けて地面に崩れる
その場にへたへたとなる
その場でへたり込む
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 極度の疲労 | 中立 | マラソン後など、体力を使い果たした状況で使われます。 |
| 安心やショック | 中立 | 張り詰めていた緊張が解けた瞬間に、崩れ落ちる様子を描写します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ばたんきゅー ばたんきゅー / contrast | ひどく疲れていて、倒れ込むと同時に眠ってしまう場合。 | 「バタンキュー」はすぐに眠ってしまうことを意味しますが、「へたへた」は立っていられないほど力が抜けることのみを表します。 | ベッドに倒れてバタンキューだ。 |
すってんころり すってんころり / contrast | 足元が滑るなどして、見事に転んでしまう場合。 | 「へたへた」はゆっくり力が抜ける様子ですが、「すってんころり」は勢いよく転倒する様子です。 | 氷の上ですってんころりと転んだ。 |
使い方のメモ
よくある間違い
本が棚から落ちる様子に「へたへた」を使うこと。
無生物には使えません。人間や動物の力が抜ける様子にのみ使います。
わざと座る行動を表すために使うこと。
意図的な動作ではなく、力が入らなくなって結果的に座り込んでしまう状態を表します。
例文
例文
疲れ果てて、床にへたへたと座り込んだ。
つかれはてて、ゆかにへたへたとすわりこんだ。
文字どおり極度の肉体的な疲労を表します。
恐怖で膝がへたへたになった。
きょうふでひざがへたへたになった。
比喩的感情的な反応によって足の力が抜ける様子を描写しています。
マラソンのゴール後、彼はその場にへたへたとなった。
まらそんのごーるご、かれはそのばにへたへたとなった。
文字どおり完全な疲労を描写する典型的な使い方です。
無事を聞いて安心し、へたへたと崩れ落ちた。
ぶじをきいてあんしんし、へたへたとくずれおちた。
比喩的緊張が解けた後の安心感から力が抜ける様子を示しています。
長い階段を登りきって、へたへたとしゃがみ込んだ。
ながいかいだんをのぼりきって、へたへたとしゃがみこんだ。
文字どおりエネルギーが切れて体が沈み込む様子を表しています。
似ている語
バタンキュー
batankyu
倒れ込んで即座に眠ってしまうこと。
すってんころり
suttenkorori
滑って見事に転ぶ様子。
質問
建物が崩れるときに「へたへた」を使えますか?
いいえ、使えません。人間や動物が力を失う場合にのみ使用します。
「へたへた」と「バタンキュー」の違いは何ですか?
「バタンキュー」は倒れ込んでそのまま寝てしまうことを意味しますが、「へたへた」は足の力が抜けて座り込むことだけを意味します。
これはフォーマルな言葉ですか?
いいえ、日常会話や小説などの描写によく使われる表現で、フォーマルなビジネス文書などには適しません。
出典の詳細
- 項目ID
- 2731810
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- ふんふん (funfun)