項目
がっぷり
gappuri
相手や物に深く、隙間がないように確実に噛みついたり、つかんだりする様子。
意味
短い意味
物事や相手に対して、非常に深く、安定した状態で食い込んだり、つかみ合ったりする状態を表します。特に相撲の組み方や、動物が深く噛みつく動作においてよく使われる言葉です。
- 深く安定したつかみ合い
- 深々と噛みつく動作
- 完全に隙間なくかみ合っている状態
意味の整理
組み合い・つかみ合い
相撲などで、両手で相手のまわしを深く引き、安定した状態で組むこと。
がっぷり四つに組む(まわしを深くつかんで安定する)
噛みつき
歯や口が相手の体に深く食い込むように強く噛むこと。
がっぷりと噛みつく(深く歯を立てる)
使い方のメモ
使い方
がっぷりと + 動詞
動作の様子を説明する副詞として、「噛みつく」「組む」などの動詞と一緒に使われます。
がっぷり + 動詞
がっぷり四つ (慣用句的)
相撲の用語から転じて、互角の立場で正面から正々堂々と組み合う様子を表す名詞的な表現です。
使い方
よく使う表現
がっぷり四つに組む
深くまわしをつかんで組む。転じて、正面から対決する。
がっぷりと噛みつく
深く、強く噛みつく。
がっぷりと組み合う
お互いに深くつかみ合って離れない。
がっぷりと食いつく
餌や話に深く反応し、つかんで離さない。
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 相撲・格闘技 | 中立・専門的 | 非常に安定した、攻防の要となる組み方を指します。 |
| 動物の動作 | 強烈 | 深く噛みついて離さない、力強い攻撃的な様子を表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
しっかり しっかり / similar | 安定していること、強固であることを広く表すとき。 | 「がっぷり」のような、物理的な「深さ」や「隙間のなさ」という具体的な描写までは含まないことが多い。 | 手すりをしっかりつかむ。 |
ぎゅっと ぎゅっと / similar | 指先や腕に力を入れて、圧力をかけるように強くつかむとき。 | 「ぎゅっと」は圧迫するイメージですが、「がっぷり」は深く入り込む、あるいは噛み合わせるイメージです。 | 手をぎゅっと握る。 |
使い方のメモ
よくある間違い
ペンなどの小さなものを「がっぷり持つ」と言う。
「がっぷり」は大きな組み合いや深い噛みつきに使います。ペンなら「しっかり」が適切です。
心の距離が近いことを「がっぷり」で表す。
「がっぷり」は物理的な動作に使います。心の深さは「深い」や他の言葉を使います。
例文
例文
相撲の力士ががっぷり四つに組んだ。
すもうのりきしががっぷりよつにくんだ。
文字どおり相撲の基本的な組み方を説明しています。
大きな犬が骨にがっぷりと噛みついた。
おおきないぬがほねにがっぷりとかみついた。
文字どおり強く深く噛む動作を表しています。
二つの大きな歯車ががっぷりとかみ合っている。
ふたつの大きなはぐるまががっぷりとかみあっている。
視覚的機械的なかみ合いが完璧な様子を表しています。
二人の選手ががっぷりと組み合って離れない。
ふたりのせんしゅががっぷりとくみあってはなれない。
文字どおり互いに強くつかみ合っている状態を表します。
両チームががっぷり四つに組んで動かない。
りょうチームががっぷりよつにくんでうごかない。
比喩的互角の勝負で動かない様子を比喩的に表しています。
似ている語
質問
「がっぷり」は相撲以外でも使えますか?
はい。犬などの動物が深く噛みついたり、機械の部品が完全に組み合わさったりするときにも使えます。
「がっしり」との違いは何ですか?
「がっしり」は体つきや建物などが頑丈な様子を指し、「がっぷり」はつかむ、噛むなどの動作の様子を指します。
比喩的な使い方はありますか?
「がっぷり四つに組んで議論する」のように、対立する二者が正面から全力でぶつかり合う様子を表す際に使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 1003230
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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