項目
くらっと
kuratto
急にめまいがしたり、一瞬気を失いそうになったりする感覚を表します。
意味
短い意味
急に立ち上がったときや、暑さ・貧血などで、頭の血の気が引くような急激なめまいを感じる様子を表します。語尾の「と」が、その感覚が一瞬で突発的であることを強調しています。
- 突発的な身体のめまい
- 魅力に心を奪われる感覚
意味の整理
身体的なめまい
立ちくらみや貧血、暑さなどで、急にめまいを感じて倒れそうになる感覚。
急に立ち上がるとくらっとする。
心奪われる感覚(比喩)
人の魅力やふとした仕草に惹きつけられて、一瞬めまいがするほど心が揺れ動く感覚。
彼女の笑顔にくらっときた。
使い方のメモ
使い方
くらっと + する
「急にめまいがする」という意味の、最も一般的な動詞の形です。
くらっと + くる
めまいが外から自分に向かってやってくるような感覚、または突然魅力に惹きつけられる感覚を表します。
使い方
よく使う表現
くらっとする
急にめまいを感じる
くらっとくる
急にめまいが襲ってくる、または魅力に心を奪われる
暑さでくらっとする
暑さが原因でめまいがする
一瞬くらっと
ほんの一瞬だけめまいがする
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 急に立ち上がったとき(立ちくらみ) | 中立 | 最も典型的な使い方です。頭から血の気が引く一瞬の感覚を的確に表します。 |
| 人の魅力に惹かれたとき | ポジティブ | 「くらっとくる」という形で、相手のしぐさや言葉に一瞬心を奪われたことを表します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
くらくら くらくら / contrast | 視界が回り続けるような、しばらく続くめまいを表す場合に使います。 | 一瞬だけの立ちくらみを表す言葉ではありません。 | 頭がくらくらする。 |
くらり くらり / similar | 体がゆっくり揺らいだり、めまいを感じたりする様子を、やわらかい調子で表す場合に使います。 | くらっとのような鋭さや突発性はありません。 | くらりと揺れる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
熱があって一日中めまいがすることを「くらっとする」と言うこと。
長く続くめまいには「くらくら」を使います。「くらっと」は一瞬の出来事に限られます。
動詞をつけずにそのまま名詞として使うこと。
必ず「する」や「くる」などの動詞と一緒に使います。
例文
例文
急に立ち上がったら、頭がクラッとした。
きゅうにたちあがったら、あたまがクラッとした。
文字どおり立ちくらみの最も典型的な例文です。
夏の暑さで、一瞬クラッと倒れそうになった。
なつのあつさで、いっしゅんクラッとたおれそうになった。
文字どおり「一瞬」と組み合わせることで、突発的な感覚をさらに強調しています。
彼の優しい笑顔に、思わずクラっときた。
かれのやさしいえがおに、おもわずクラっときた。
比喩的人の魅力に一瞬心を奪われた比喩的な表現です。
貧血のせいで、朝から何度もクラッとする。
ひんけつのせいで、あさからなんどもクラッとする。
文字どおり貧血による断続的で突発的なめまいが繰り返される様子を表しています。
強いお酒を飲んだら、急に酔いが回ってクラッときた。
つよいおさけをのんだら、きゅうによいがまわってクラッときた。
文字どおりアルコールが急に体に回って、バランス感覚を失う様子を表しています。
似ている語
質問
「くらっと」と「くらくら」の違いは何ですか?
「くらっと」は立ち上がった瞬間などの一瞬のめまいを表します。「くらくら」は視界が回り続けるような、しばらく続くめまいの場合に使います。
病気ではないときにも「くらっと」を使いますか?
はい。とても素敵な人を見て心が動いたときに、「彼女の笑顔にくらっときた」のように比喩として使うことができます。
風邪をひいているときに「くらっとする」と言っても自然ですか?
風邪でベッドから起き上がった瞬間にバランスを崩したなら自然です。一日中頭が痛い場合には、頭痛などの言い方の方が適しています。
出典の詳細
- 項目ID
- 2080380
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- ギラッと (giratto)