項目
がさり
gasari
「がさり」は、紙やビニールなどがこすれる単発で荒い音や、警察による家宅捜索(隠語)を意味する言葉です。
意味
短い意味
紙袋や枯れ葉、ビニールなどを動かした時に生じる、一度きりのやや重く荒々しい摩擦音を描写する擬音語です。また、証拠を探すために部屋の中を荒々しくひっくり返す音に由来し、警察用語や犯罪関連の文脈では「家宅捜索」を指す俗語としても広く使われます。
- 一度きりの荒々しい摩擦音
- 警察の家宅捜索の俗語
意味の整理
荒い摩擦音
紙やビニール、枯れ葉などがこすれる時の、やや重く荒い一度きりの音。
茂みががさりと動く。
警察の家宅捜索(隠語)
警察による家宅捜索(ガサ入れ)を指す俗語。物をひっくり返して探す音に由来する。
警察ががさりに来る。
使い方のメモ
使い方
がさりと + 動詞
やや粗く一度だけ摩擦音が鳴るような動作を表します。
がさりと音がする
「がさりという粗い音が鳴る」という意味の定型表現です。
がさり (名詞としての用法)
使い方
よく使う表現
がさりと音がする
がさりという音が鳴る
がさりと動く
音を立てて動く
がさりと手を入れる
音を立てて手を突っ込む
がさりに来る
家宅捜索にやって来る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 自然や物の摩擦音 | neutral | 枯れ葉、紙袋、ビニールなどが、一度だけやや大きくこすれる音を表します。 |
| 警察や事件の文脈 | negative | 刑事ドラマやニュースなどで、警察による家宅捜索(ガサ入れ)を指す業界用語・隠語としてよく使われます。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
かさり かさり / opposite | 非常に軽く、小さな摩擦音を描写したい時。 | 「がさり」は重く荒々しい音ですが、「かさり」は静かで控えめな音です。 | かさりと紙が落ちる。 |
がさごそ がさごそ / similar | 一度きりではなく、継続的に物をあさる音を表現したい時。 | 「がさり」は単発の短い音を表すことが多いですが、「がさごそ」は探し続ける様子を表します。 | カバンの中をがさごそ探す。 |
使い方のメモ
よくある間違い
柔らかく軽い音に対して「がさり」を使うこと。
軽く小さな音の場合は、より静かな響きを持つ別の擬音語を使います。
公式な文書で「家宅捜索」の代わりに「がさり」を使うこと。
「がさり」は俗語や隠語です。ニュースや公的な場面では「家宅捜索」を使います。
例文
例文
袋の中にがさりと手を入れた。
ふくろのなかにがさりとてをいれた。
文字どおり物を一度だけ探る際の摩擦音を表しています。
暗闇の茂みでがさりと音がした。
くらやみのしげみでがさりとおとがした。
文字どおり自然界での単発でやや重い摩擦音を表しています。
枯れ葉ががさりと動いて、足が止まった。
かれはががさりとうごいて、あしがとまった。
視覚的枯れ葉が目に見えて動く視覚的な変化と音を同時に描写しています。
証拠を探すために、警察ががさりに来た。
しょうこをさがすために、けいさつががさりにきた。
比喩的警察による家宅捜索という俗語としての用法です。
犯人の部屋にがさりが入った。
はんにんのへやにがさりがはいった。
比喩的「がさりが入る」で「家宅捜索が行われる」という意味になります。
似ている語
かさり
kasari
「がさり」よりも軽く、非常に静かな摩擦音を表します。
質問
「がさり」と「かさり」の違いは何ですか?
「がさり」はより重く荒々しい音のニュアンスを持ち、「かさり」は非常に軽く小さな摩擦音に対して使われます。
なぜ「がさり」が警察の家宅捜索を意味するのですか?
警察が証拠を探すために物をひっくり返す際の「がさごそ」「がさり」という音に由来します。「ガサ入れ」とも呼ばれます。
「がさり」は継続的な音を表しますか?
いいえ、「がさり」は通常、一度だけ鳴る短い音を描写します。継続的に物をあさる音には「がさごそ」を使います。
出典の詳細
- 項目ID
- 2647620
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- ごそり (gosori)
- 次の項目
- すぽっと (supotto)