項目
ぼたり
botari
質量のある、または粘り気のある液体が重々しく落ちる様子やその音。
意味
短い意味
大粒の汗や血、または泥や絵の具のような粘り気のある半液体が、重力に引かれてまとまった量で下に落ちたり、垂れたりする様子を表します。
- 大粒の重い液体の落下
- 粘り気のある半液体の落下
意味の整理
大粒の液体の落下
汗、血、あるいはまとまった雨水など、かなりの量や質量を持った液体が、重力で下に落ちる様子。
汗がぼたりと落ちる
粘性のあるものの落下
泥、ドレッシング、絵の具など、水よりもドロドロとした粘り気のある物質が、ゆっくりと重々しく落ちる様子。
泥がぼったりと落ちる
使い方のメモ
使い方
ぼたりと + 動詞(落ちる、垂れる など)
助詞「と」を伴い、「落ちる」や「垂れる」などの下に向かう動きを表す動詞を修飾する副詞として使われます。
使い方
よく使う表現
ぼたりと落ちる
重々しく落ちる
ぼたりと垂れる
粘り気のあるものが下に垂れる
汗がぼたりと落ちる
大粒の汗が落ちる
血がぼたりと滴る
血がまとまって滴り落ちる
泥がぼったりと落ちる
重い泥が塊で落ちる
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 汗や血の描写 | 中立 | 物語や小説の中で、極度の緊張、疲労、または怪我の深さを視覚的に強調するのに非常に効果的です。 |
| 「ぼったり」の使用 | 中立 | ドロドロとした泥や、お好み焼きの生地などがスプーンから落ちるような、質量と粘度が高いものに最適です。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ぽつり ぽつり / similar | 雨の降り始めなど、軽くて小さな液体が一つだけ落ちる時に使います。 | 「ポツリ」には「ぼたり」のような質量や重さ、粘り気のニュアンスはありません。 | 雨がポツリと降る |
ぽたぽた ぽたぽた / similar | 水道の蛇口から水が垂れるように、連続して何度も液体が落ちる時に使います。 | 「ぼたり」は主に一回の重い落下、あるいは粘り気ゆえにゆっくりとした間隔で落ちる様子を表します。 | 水がぽたぽた垂れる |
使い方のメモ
よくある間違い
小雨や霧雨の表現として「ぼたり」を使うこと。
軽く小さい雨滴には「ポツリ」や「ぽつぽつ」を使います。「ぼたり」は重く大きな液体に限定されます。
本や石など、固いものが落ちる時に「ぼたり」を使うこと。
固形物が重く落ちる場合は「どすん」や「どたり」を使います。「ぼたり」は液体・半液体にのみ使います。
例文
例文
額から汗がぼたりと落ちた。
ひたい から あせ が ぼたり と おちた。
文字どおり大粒で質量のある汗の滴りを表しています。
指先から血がぼたりと滴っている。
ゆびさき から ち が ぼたり と したたって いる。
文字どおり血の粘度と重さを感じさせる表現です。
天井から雨水がぼたりと落ちてきた。
てんじょう から あまみず が ぼたり と おちて きた。
文字どおり水がまとまった量になって重く落ちる様子です。
スコップから泥がぼったりと落ちた。
スコップ から どろ が ぼったり と おちた。
視覚的泥のように非常に粘り気が強いものには「ぼったり」が適しています。
ペンからインクがぼたりと紙に垂れた。
ペン から インク が ぼたり と かみ に たれた。
視覚的インクの塊が重力で紙に落ちる視覚的な描写です。
似ている語
質問
「ぼたり」と「ぼったり」の違いは何ですか?
「ぼったり」の方が促音(っ)がある分、落ちる物質がより重く、粘り気が強い印象を与えます。
本棚から辞書が落ちた時に「ぼたり」と言えますか?
いいえ。「ぼたり」は液体や泥のような半液体に対してのみ使います。固い重い物の落下には「どすん」などを使いましょう。
シャワーのような激しい雨に「ぼたり」は使えますか?
いいえ。「ぼたり」は一つ一つの重い液滴に焦点を当てています。激しく降り続く雨には「ざあざあ」を使います。
出典の詳細
- 項目ID
- 2405440
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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