項目
ずぶり
zuburi
柔らかいものに勢いよく深く突き刺さったり、沈み込んだりする様子を表す言葉です。
意味
短い意味
「ずぶり」は、泥や水、あるいは肉体などの抵抗のあるものの中に、刃物などが深く突き刺さったり、足が深く沈み込んだりする状態を表すオノマトペです。何度も沈むのではなく、一度の強い動作で深く入り込むことを強調します。
- 刃物などが深く突き刺さること。
- 泥などの柔らかいものに深く沈むこと。
意味の整理
突き刺さる様子
刃物などの尖ったものが、一度の強い動作で抵抗のあるものに深く刺さる様子。
刃物がずぶりと刺さる。
沈み込む様子
泥や湿地などの柔らかい場所に、足などが勢いよく深く沈み込む様子。
泥にずぶりと沈む。
使い方のメモ
使い方
ずぶりと + 動詞
「刺さる」「沈む」といった動詞を修飾し、どのように深く入り込んだかを強調する一般的な形です。
ずぶり + 動詞
「と」を省略した形です。意味や役割は「ずぶりと」と全く同じです。
使い方
よく使う表現
ずぶりと刺さる
奥深く突き刺さる
泥にずぶりと沈む
泥の中に深く埋まる
刃物をずぶりと突き刺す
刃物を一気に奥まで刺す
ずぶりと入り込む
抵抗を押し切って深く入る
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 刃物などの描写 | 中立〜ややネガティブ | 小説や漫画で、攻撃が対象の肉体に深く命中した重い感覚を描写する際によく使われます。 |
| 自然環境での描写 | 中立 | ぬかるみや雪道で、足が一度に深く埋まってしまう状況を表現します。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
ずぶずぶ ずぶずぶ / similar | 何かが継続的または繰り返し沈んだり、入り込んだりする場合。 | 「ずぶり」が一度の強い突き刺さる動作であるのに対し、「ズブズブ」は徐々に、あるいは継続的に深く沈み込んでいく過程を表します。 | 足が沼にズブズブと沈む。 |
ずぼっと ずぼっと / similar | 狭い空間に勢いよく入り込んだり、抜け出たりする場合。 | 「ズボッと」が穴などの空間への出入りを強調するのに対し、「ずぶり」は泥などの抵抗のある物体の中へ突き刺さることを強調します。 | ズボッと穴にはまる。 |
使い方のメモ
よくある間違い
「ずぶり」を浅い切り傷や小さな引っかき傷の描写に使うこと。
「ずぶり」は刃物などが完全に、あるいは非常に深く入り込むことを意味するため、浅い傷には使えません。
時間が経つにつれて徐々に水没していく様子を「ずぶり」と言うこと。
ゆっくりと継続的に沈む場合は「ズブズブ」を使います。「ずぶり」は一度の勢いある動作です。
例文
例文
泥の中に足がずぶりと沈んだ。
どろ の なか に あし が ずぶり と しずんだ。
視覚的一歩踏み出した足が、そのまま深く埋まった状況を示します。
厚い肉にナイフがずぶりと刺さる。
あつい にく に ないふ が ずぶり と ささる。
文字どおり抵抗のあるものに対して、刃先が深く入り込む様子です。
大雨で地面が柔らかくなり、杖がずぶりと入り込んだ。
おおあめ で じめん が やわらかくなり、 つえ が ずぶり と いりこんだ。
視覚的刃物に限らず、棒状のものが柔らかい地面に沈む際にも使えます。
剣をずぶりと地面に突き刺した。
けん を ずぶり と じめん に つきさした。
文字どおりファンタジーやアクションの文脈で非常によく見られる表現です。
沼地を歩くと、靴がずぶりと埋まる。
ぬまち を あるく と、 くつ が ずぶり と うまる。
視覚的足場が悪く、歩くのが困難な場所の描写として使われます。
似ている語
ズブズブ
zubuzubu
ゆっくりと継続的に沈んでいく様子を表す語。
ズボッと
zubotto
穴など狭い空間に出入りする様子を表す語。
質問
プールに飛び込む時に「ずぶり」は使えますか?
不自然です。「ずぶり」は泥のようにある程度抵抗のあるものに沈む際に適しています。水への飛び込みには「ドブン」などが合います。
「ずぶり」と「ズブズブ」の違いは何ですか?
「ずぶり」は一度の動作で一気に深く入ること、「ズブズブ」は継続的にどんどん深く沈んでいくことを表します。
片仮名で「ズブリ」と書いてもいいですか?
はい。特に刃物が刺さるシーンなど、迫力や痛みを視覚的に強調したい場合は片仮名が多く使われます。
出典の詳細
- 項目ID
- 2024620
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
- 前の項目
- おっとり (ottori)
- 次の項目
- しょぼん (shobon)