項目
ぽんぽん
ponpon
軽く弾むように叩く音、物事がテンポよく進む様子、遠慮なく言葉を発する様子、または幼児語の「お腹」を表す言葉。
意味
短い意味
「ぽんぽん」は、軽快でリズミカルな音や動作を表すオノマトペです。弾力のあるものを軽く叩く音(肩を叩くなど)や、物事が滞りなく次々と進む様子、また、思ったことを遠慮せずに次々と口に出す様子を表します。さらに、幼児語として「お腹」を指す際にも日常的に使われます。
- 軽く叩く様子
- 次々と続く様子
- 遠慮せずに言う様子
- お腹(幼児語)
意味の整理
音・動作
弾力のあるものなどを軽く叩いた時の音や、弾むような動き。
肩をぽんぽん叩く。
リズム・連続
物事が滞ることなく、リズムよく次々と進んでいく様子。
仕事がぽんぽんと進む。
率直な発言
相手への遠慮やためらいを持たず、思ったことを次々と言う様子。
不満をぽんぽん言う。
お腹(幼児語)
幼児、または大人が幼児に対して「お腹(おなか)」を指して使う言葉。
ぽんぽんが痛い。
使い方のメモ
使い方
ぽんぽん(と)+動詞
副詞として、動作が軽快に、または次々と行われる様子を表します(例:ぽんぽん叩く、ぽんぽん言う)。
ぽんぽん+が / を+動詞
幼児語で名詞「お腹」として使われます(例:ぽんぽんが痛い)。
使い方
よく使う表現
ぽんぽん(と)叩く
軽く弾むように叩く
ぽんぽん(と)言う
遠慮せずに次々と言う
ぽんぽん(と)進む
滞りなく次々と進む
ぽんぽん出てくる
(アイデアなどが)次々と浮かぶ
ぽんぽんが痛い
お腹が痛い(幼児語)
ニュアンス
場面ごとのニュアンス
| よく使う場面 | ニュアンス | 使い方のメモ |
|---|---|---|
| 叩く動作 | ニュートラル | 少し弾力のあるものや空洞のものを叩く、軽快で弾むような音を表します。 |
| 物事の進行 | ポジティブ | アイデアが出たり作業が進んだりする際、滞ることなくリズムよく連続する様子を表します。 |
| 発言・言葉 | ニュートラル〜ネガティブ | ためらわずに思ったことを言う様子です。正直で率直という良さもありますが、無礼だと思われることもあります。 |
| 幼児語 | ポジティブ・親愛 | 子どもに対して「お腹」を指す柔らかくかわいらしい表現です。 |
似ている語
似た語との違い
| 似ている語 | 使う場面 | 同じではない点 | 短い例 |
|---|---|---|---|
とんとん とんとん / similar | 硬いものを軽く叩く音(ドアのノックなど)を表す時に使います。 | 「とんとん」は硬質な音を表します。「ぽんぽん」は肩やボールなど、少し弾力があり中が空洞のような響きを持つものに対して使われます。 | ドアをとんとんと叩く。 |
どんどん どんどん / contrast | 力強く激しい音や、物事が勢いよく大きく進んでいく時に使います。 | 「どんどん」は力強さや重さ、激しさを伴います。「ぽんぽん」はより軽く、リズミカルで深刻さがない様子を表します。 | ドアをどんどん叩く。 |
使い方のメモ
よくある間違い
ドアをノックする時に「ドアをぽんぽん叩く」と言うこと。
ドアをノックする時は「とんとん」を使います。「ぽんぽん」は弾力がある柔らかいものに使うことが多いです。
フォーマルなビジネスメールで、プロジェクトの進捗を「ぽんぽんと進んでいます」と書くこと。
「ぽんぽん」はカジュアルな話し言葉です。ビジネスでは「スムーズに」や「順調に」を使います。
例文
例文
彼女は励ますように、私の肩をぽんぽんと叩いた。
かのじょ は はげます よう に、わたし の かた を ぽんぽん と たたいた
視覚的肩や背中などを軽く弾むように叩く様子を表します。
新しいアイデアが頭にぽんぽん浮かんでくる。
あたらしい アイデア が あたま に ぽんぽん うかんで くる
比喩的物事が滞りなく、次々と調子よく出てくる様子を表します。
彼は思ったことをぽんぽん口に出す。
かれ は おもった こと を ぽんぽん くち に だす
比喩的遠慮せずに思ったことを次々と言う様子を表します。文脈によっては少し無作法な印象も与えます。
係員が書類にハンコをぽんぽんと押していく。
かかりいん が しょるい に ハンコ を ぽんぽん と おして いく
視覚的ハンコを押すリズミカルな音と、次々と作業を進める様子の両方を表しています。
冷たいものを食べすぎて、ぽんぽんが痛い。
つめたい もの を たべすぎて、ぽんぽん が いたい
文字どおり幼児語で「お腹(おなか)」を意味します。子どもに対して、または子ども自身が使います。
似ている語
とんとん
tonton
軽くリズミカルに叩く音、物事が順調に進む様子、または損得がない(引き分け)状態を表す言葉です。 軽く叩く音ですが、ぽんぽんよりも硬い響き(ドアのノックなど)です。
どしどし
doshidoshi
どしどしとは、遠慮せずに物事を積極的に行う様子や、物事が次々と続く様子、または重い足音を立てて歩く様子を表す言葉です。
パンパン
panpan
「パンパン」は、手を叩くような乾いた音や、物がはち切れそうなほど限界まで詰まっている状態を表す言葉です。
どんどん
dondon
「どんどん」は、物事が滞りなく勢いよく進む様子や、遠慮せずに積極的に行動する様子、または連続して響く大きな音を表します。 連続する様子ですが、ぽんぽんよりも力強く激しい印象を与えます。
質問
「ぽんぽん」はビジネスの場でも使えますか?
カジュアルな口語表現なので、フォーマルな場では推奨されません。「順調に」や「スムーズに」などに言い換えましょう。
「ぽんぽん」と「とんとん」の違いは何ですか?
どちらも軽く叩く様子ですが、「とんとん」は硬いもの(木やドア)、「ぽんぽん」は少し弾力や空洞感のあるもの(肩や太鼓)に使われます。
なぜ日本ではお腹のことを「ぽんぽん」と言うのですか?
幼児にとって「ぱ行」の破裂音は発音しやすく、繰り返しの音がかわいらしい響きを持つため、幼児語として定着しています。
出典の詳細
- 項目ID
- 2849068
- 出典
- JMdict_english
- 版
- -
- 確認メモ
- 特別なメモはありません
- 表示言語
- 日本語
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